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咄嗟に動くのは ページ29

沖田side









銀八恋愛相談所の帰り。片耳にイヤホンつけてもう片方はぶら下げておく。

薄手のパーカーのポケットにはつい最近行った水族館のパンフレットが入っていた。

思い出すのはイルカを見て興奮するAの姿。









『沖田!見て!あんな細いわっかをくぐり抜けたよ!』

『あー、はいはい。取り敢えず落ち着...』

『すげぇぇぇ!』








思い出す。思い出せる。はっきりとアイツの顔が。

ついでに土方と二人で弄ったのが結構楽しかった。









『土方君、ほら!』

『って...なにして...』









Aが土方の頭に付けたのは水族館限定カチューシャ。

イルカや可愛い動物たちが立体でつけられていてあれで頭突きされたらいてぇだろうな。









『うぎゃー!土方君似合ってる!』

『うぎゃー!土方きめぇ!』








ほぼ同時に発された言葉に笑い合うAと俺だったが

土方はそのカチューシャをつけて追いかけてきた。

最終的に頭突きされる始末。

予想通りの痛さが俺の腕に響いた。







「思い出しただけでもあのカチューシャはやだね。」









思わず呟いてしまうそんな言葉。

歩きながら窓に目を向けてふざけ合う男子の隣を通り過ぎる。









「...ったく...あぶねぇな」








じゃれ合う男の腕が当たりそうになってよけると、その腕は女にぶつかった。









「ごっ...ごめんなさい...!」

「うわ、どうすんだよ。これ」





男共が声を上げる。

目の前が一瞬真っ暗になった。

男の腕が当たった女子はバランスを崩して階段から落ちてしまったのだ。

その一部始終が脳内でスローに再生された。









「退け!ぼーっとしてんじゃねぇよ!」









男達を退け押して階段を降りていく。

倒れた女を抱き寄せながら名前を叫んだ。








「Aッ!!!」

入院おめでとう→←相談相手は判断して決めろ



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百済(プロフ) - シナモンさん» 続編に突入させて頂きました!よければ読んでやってください…! (2018年3月24日 15時) (レス) id: fe9dde1d5a (このIDを非表示/違反報告)
シナモン - とっっっっても面白いです!更新待ってます! (2018年3月4日 18時) (レス) id: 65aef19a67 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - 紫蘭さん» ありがとうございます!コメントとても励みになります!!今土台を作っております!頑張ります… (2017年8月1日 16時) (レス) id: bb23ef3dbe (このIDを非表示/違反報告)
紫蘭(プロフ) - 凄く面白いです!次章も気になります!更新頑張って下さい!!応援してます!! (2017年5月19日 20時) (レス) id: 1847792d84 (このIDを非表示/違反報告)
百済(プロフ) - アルハさん» それは良かったです!! 少し多忙なので、それがひと段落ついたら第2章に進みたいと思っておりますので宜しくお願いしますm(_ _)m (2016年11月27日 22時) (レス) id: f608f6dd31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:百済 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/54efcae0b51/  
作成日時:2015年5月3日 18時

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