【 p.59 】 ページ9
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暫く、菜月ちゃんや小瀧くん、流星くんと談笑していると、ペットボトルを抱えた重岡くんと隣で笑う真希が帰ってきた。
きっと、何回かペットボトルを半分持つと言ったけれどそれを許してもらえなかったんだろうな。
どう考えても、自分の好きな人に持たせるぐらいなら自分で頑張って持っちゃうもんね。
ああ、本当に重岡くんは真希のことが好きなんだな………なんて思っていると、重岡くんと綺麗に目が合った。
「……っう、」
ボッーとしていた私に太陽みたいな笑顔を見せた重岡くんにやられた。
もうこれは、好きにならない方が無理だ。
このまんま見続けたらまた更に好きになって平常心を保てなくなるだろうから、勢い良く目を逸らして心臓に手を当てる。
流星「キュン死？」
隣に座っていた流星くんがまた、私にしか聞こえない声で、距離で、言った。
耳元で言うから、耳が擽ったくて「ちょっと！」って声を掛けるために流星くんの方を向くと、これまた失敗。
距離が近過ぎた。
望「二人とも水ありがとー、そろそろ海行って遊ばへん？」
真希「あ、遊ぶ！遊ぼう！」
望「おっしゃ、行くぞーーー！」
誰よりもはしゃぐ小瀧くんが流星くんと菜月さんの手を取って海へと走り出した。
その後ろで真希も三人を追いかけていった。
『まだ気分悪い？』
「えっ？」
『さっき、顔色悪かったやん』
あ、あれは単純に重岡くんの好きな人が真希だと分かって、真希が言ってた幼馴染が重岡くんだと分かって、動揺してただけだよ！
なんて、言えるわけもなく。
「だ、大丈夫です！ほら、えっと、私が荷物見てるから重岡くんも入ってきていいです、よ？」
『…いや、ええよ。俺もおるから後で一緒に海入りに行こ』
「いやでも！……私、泳げないんで」
だから、水着を着る意味なんてほぼない。
自分の体の半分以上が浸かるぐらいは怖過ぎて無理だし、腰下が一番丁度良いけど、みんなと行ったらそんなこと言えない。
荷物番が一番良い、と思っていたのに。
『ええよ、それでも』
そう言いながらペットボトルを置いて、私の隣に座った。
『ていうか、そろそろ俺に敬語外してくれてもええんちゃう？』
『前までは普通に話してくれてたやん』
少し拗ねたように、若干唇を尖らせて言った重岡くんに私は完全ノックアウト。
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なつみ(プロフ) - 楽しみに待っておりました。更新とても嬉しかったです。ありがとうございました。 (2020年4月7日 20時) (
レス) id: d3080f9a44 (このIDを非表示/違反報告)
つき(プロフ) - なつみさん» 大変長らくお待たせ致しました…。果たしてまだ読んで頂けているのか、定かではないですけれども、いっときでも待ち侘びいて頂けて光栄です。返信も遅くなってごめんなさい。流星くん目線で何か書けたらなあ、と思っていたので、検討させて頂きます！ (2020年4月6日 19時) (レス) id: 6a9dbedc74 (このIDを非表示/違反報告)
つき(プロフ) - まおさん» 返信遅くなってしまい、ほんっっとうにごめんなさい。キュンキュンしたと言ってもらえて嬉しいです。そう言ってもらえた私が嬉しすぎてしにそうです（笑）本当にありがとうございます。 (2020年4月6日 19時) (レス) id: 6a9dbedc74 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ(プロフ) - 更新首を長くして待ってました。流星くんバージョンも是非書いて頂きたいです。続編宜しくお願い致します。 (2019年10月21日 23時) (レス) id: b3e8ac68c7 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - もうキュンキュンして死にそうです (2019年10月3日 6時) (レス) id: 082e554ec7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つき | 作成日時：2019年9月15日 22時
