『友達は恋人より深い関係だと…私は思うな』 ページ20
『脆くなんてない。絶対に。
私は友達を命がけで守るよ』
神谷「命を懸けるほど、友達なんて大切？
血の繋がった家族でさえ、僕の死を望むのに
そんなのおかしいよ」
『おかしくないよ』
フェンスがミシミシと音を立ててゲートを作り始める。
神谷はそれに怯えて一歩後ずさった。
『遥斗先輩、私と歌い手になりましょう！』
神谷「……え？」
『私の相棒みたいな！
ユニット組んで、そんで活動しましょう！』
神谷「誰も僕の歌なんて望まないよ」
『私が望んでますから！』ニッ
神谷「……君が？」
神谷の目が揺らいだ瞬間を陸野は見逃さなかった。
風で神谷の背をそっと押し、フェンスからこちらへと入れた。
神谷「……そっか、君が望んでくれるなら」
どうやら神谷は愛に飢えているらしい。
なら代わりに私が注いであげましょう。
溢れんばかりに、この愛を。
『こんなの私のキャラじゃねぇ…』
仕方ないよ、そんな雰囲気だ←
察して←
神谷「A、僕の事は遥斗って呼んで？」
『遥斗先輩』
神谷「駄目…遥斗。先輩は無し、敬語も」
『オーダーが多いよぉ』
神谷「むぅ………なら頑張って譲って……
先輩は…許す」
『それ頑張って譲ったのかな??』
神谷「もうこれ以上は無理、嫌」
『わかったわかった、これでいいでしょ？』
神谷「ふふっ…うん」ニコッ
どんなに我儘でも、こんなに安心した笑顔を向けてくれるなら…と陸野は条件を飲んだ。
もう昼休みはとっくに終わっており、先生方には全て説明した。
神谷が歌い手になる事も含め問題なし。
『なら今日の放課後に色々決めよう。
私が行くから待ってて』
神谷「うん、わかった」ニコッ
『(なまらめんこい…)』←
※訳:凄く可愛い
「どうだった？」『でっかい猫に懐かれた気分』→←『屋上の男の子…』「僕に何か用かな？」ニコッ
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たつの(プロフ) - たまねぎさん» ありがとうございます。私の更新スピードは、差が激しいので頑張りますね！ (2018年2月13日 19時) (
レス) id: dee4fafba7 (このIDを非表示/違反報告)
たまねぎ - メッッッッチャ続き気になります！更新待ってますね！ (2018年2月13日 19時) (レス) id: 7ace257b23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たつの | 作成日時：2018年2月10日 22時
