『屋上の男の子…』「僕に何か用かな？」ニコッ ページ19
この学校には、ある噂が囁かれだしていた。
�牴鮎紊涼砲了勠�
2年生の間では有名な話である。
『ヤダ怖い…』ガクガク
天上「ヘタレめ」
陸野の弱点、それは幽霊系！
男子「でも屋上の男の子って幽霊じゃないぜ」
『え？ まじ？』
男子「それ俺も聞いたことある。
先輩が言ってたんだけど、クラスメイトだってさ。
2年3組の"神谷 遥斗"って先輩らしい」
『いじめ…？』
男子「いや、家庭内事情じゃないかって…噂」
陸野は頭を抱えた。
屋上は魔法プログラムの"核"がある。
それは全校生徒&職員周知の事実だが…
万が一それを壊されては結界が消えてしまう。
『昼休み行くか』
先輩の事も気になるし。
と陸野は溜め息をついた。
・
・
・
―ガチャッ
『おぉ…いらっしゃる』
確かにそこには男子生徒の姿が。
彼を確認すると陸野はさっと顔色を変えた。
フェンスの先に彼はいる。
『ちょっと！ はやまんなっ』
？「ふふっ」
慌てて駆け寄ろうとしたら、男子生徒はクスクスと笑いだした。
こんな時に言うのもなんだが…笑い方イケメンだなコンチクショウ。
？「はは…ふっ……ごめんね。ついつい」
振り返った男子生徒は茶色の髪。
不思議な光を宿した目をしていた。
『神谷 遥斗…先輩？』
神谷「うん。正解」ニコッ
『こっちに来てください』
眉を歪めて陸野が言うと、神谷は柔らかく笑って口を開いた。
神谷「フェンスの外側に立ってるのが、そんなに不安？」
『不安です。こっちに来て…今すぐ』
神谷「来て欲しい？ 落ちないで欲しい？」
まだ神谷は柔らかく笑う。
神谷「僕に………死んで欲しくない？」
『…ぁ…』
ふと神谷の目に、絶望にも似た悲しみの色が浮かんだ。
酷く傷ついたその瞳に陸野は心臓を痛めた。
神谷「ごめんね…ウザいよね」
柔らかい笑顔はそこにはもう無く、ひたすらに悲しみがあった。
神谷「僕は、親から望まれなかったみたいだ」
『そんなんって…』
神谷「あるよ、僕は愛が欲しい。
傍にいてって言ってくれる人が欲しい」
俯いていた顔を上げた彼は、傷ついたまま、笑顔を作った。
神谷「この学校で皆に愛されてる君が僕を必要としてよ。
そしたら僕は、そっちに行く」
悲し過ぎて何が何だか解らなくなってるんだなと、陸野は瞬時に察した。
『なら友達になって？』
神谷「駄目だよ…そんな脆い関係じゃ……」
『脆くなんてないよ』
『友達は恋人より深い関係だと…私は思うな』→←『バレンタイン番外編！』「「カカオカオス！！」」「歌い手さん出てなくね？」『きっと！もうすぐ！！（泣）』
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たつの(プロフ) - たまねぎさん» ありがとうございます。私の更新スピードは、差が激しいので頑張りますね！ (2018年2月13日 19時) (
レス) id: dee4fafba7 (このIDを非表示/違反報告)
たまねぎ - メッッッッチャ続き気になります！更新待ってますね！ (2018年2月13日 19時) (レス) id: 7ace257b23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たつの | 作成日時：2018年2月10日 22時
