人外歌い手、響かせ声を【歌い手】

『ミカちゃんいらっしゃーい』「坂田家として黙っておられん！」『暑苦しいから帰っていいよ…』 ページ13

翌日。

あの気分屋の陸野が東京に再度降臨！


『会えるわけ無いけどにゃ』←


見渡す限り人人人!!

風を操って匂いが自分に来ないようにコントロールする。

そうまでして来た理由は…


―回想―

坂田今日は楽しかったで!

陸野さんやで喜んでもらえて嬉しいよw私もさかたんと一緒で楽しかった

坂田また明日も会えると嬉しいなぁ

【坂田の可愛いスタンプ】


―回想終了―


こんな可愛いライン来たら、来ない訳にはいかんでしょう!?

そして学校始まったらミカちゃんに(*｀ω´*)ﾄﾞﾔｯてできる。


『とりま飲み物買いますかイ』


近くにあった自動販売機でお茶を買う。

喉を潤してトコトコ歩いていたら…


女性「キャーッひったくりよー!!」


カバンを持った犯人の男は、真っ直ぐこちらへ走って来る。

もちろんひったくり犯は。


『ふっ！』ヒュンッ


男「!?」バギィッ


可憐な回し蹴りの餌食となりました。

これで一件落着！


『カバン、どうぞ』


女性「ありがとうございます///」


あらあら、女性をオトしてしまったね。

顔真っ赤ですよ。


坂田「A!? やっぱりAや！」


一部始終を見ていた野次馬の中から、手をブンブン振ってくる坂田が見えた。

友達だろうか？

知らない男性が3人いる。


？「知り合い？」


青い髪のふわっとした男性が言った。

お友達みんなイケメンですね…


坂田「友達になったAって言うんよ！」


？「めちゃくちゃ可愛いじゃん！」


白髪の1番身長が高い男性が言った。

陸野は思う…あれ？ どっかで聞いたぞこの声？


？「全然動かないな…大丈夫かな？」


茶髪の1番小さい男性が言った。

その通り！

陸野はピクリとも動いていないのだ。


『まさか…さかたん……』


坂田「そのまさかやで！」


ニコニコ笑いながら近づいて来るイケメンカルテット。


そらる「初めまして、そらるです。
　空野 彼方が本名です」


まふ「まふみゃ……まふまふです！
　相川 真冬っていいます！」


浦田「こんにちは、うらたぬきです。
　浦田 渉っていいます」


まさかの全員歌い手様ですた…

驚き過ぎて日本語おかしくなった…


『はっはじめまして……あきゃ…ﾝﾝｯ』


坂田「A大丈夫w？」


『大丈夫……大丈夫だと思いたい……

　初めまして赤眼です。
　本名は陸野 Aです』ペコリ


頭を上げると坂田以外の3人は石になっていた←

『イケメンカルテット…』→←『都会苦手…』

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