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刀と狐 ページ7

『はぁっ』


―ヒュンッ

結月の振るった刀は空を切り、ロボットをすり抜ける。

するとロボットは硬直した。


『はぁ…はぁ……24pくらいは…いったかな』


普段は二刀流なのだが、今日は一振りだけ。

ちらりと朧をみやればすばしっこく敵の攻撃をかわし、反撃。

そうこうして、12pは稼げているようだ。


『…朧……そろそろ場所を…変えようか』


【走らないで、歩いて行こ】


結月の顔を見るなり朧はそう言った。
辛いの分かってるんだから、と。


『ありがとう』


朧の言った通り、歩いて移動開始。

少しすると開けた場所に出て、そこには思ったより人がいた。


『僕達も、負けてられないね』


…その時だった。

―ドオォォオオオオン


『う…そ…』


ビルを破壊し現れたロボットは、今までのロボットとは比べ物にならない大きさ。

しかも0p。

どんなに苦戦して戦おうが意味はない。


『ここは引こう!』


【うんっ】


逃げるが勝ち。
正にこの場面にピッタリの言葉。


女子「きゃあ!」


『!?』


後ろから聞こえた悲鳴に慌てて振り返る。
そこには、瓦礫に下半身を押さえつけられた女の子の姿が。

すぐ側まで0p敵が迫っている。


『…やむを得ませんね』


この瓦礫の大きさには、結月はもちろん歯がただない。


『いくよ、朧』


ちょこんと結月の前に出る。

結月は刀を構えた。
そして唱える。


『今此処に御座(おわ)す駒狐。我の願いを聞き入れ給え…』


祝詞をあげ始めると、結月の周りを取り囲むように、淡い光が飛び交いだした。

そして光は刀に集まる。


『おいでませッ狹係儉瓠!』


結月のその言葉を合図として、光は刀を離れ、一直線に駒狐へと向かった。

するとどうだろう。

光に包まれは駒狐は、一つ上の神格。
天狐へと姿を変えた。


【やっぱり、ロボット相手じゃ刀に溜まった気も少ない…か】


天狐へと姿を転じた朧は、先の裂けた尻尾をゆらゆらと動かす。


『まずはあの瓦礫を』


心得た。と朧は少女に重くのしかかる瓦礫を退けた。


女子「ありがとうございます!」


すかさず結月は少女を支えた。


『もう大丈夫ですよ…』


後戻りできない程接近した巨大ロボと睨み合う朧。

首の毛を逆立てて低く呻る。


『朧!』


―ダンッ

結月の声と共に地面を蹴った。

軽々と巨大ロボの肩に登る。


【この天狐の焔にて敗れること…誇りに思え】

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作者名:たつの | 作成日時:2017年12月19日 20時

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