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【寒い】
ピピピッ_____
ピピピッ…
ピピピピピピピピ!!!!!
アラームの音が部屋中に鳴り響く。
アラームを止めて重たい体をゆっくり起こす。
足元には少しの重みと温かさがあった。
『ん〜、おはよう。ヴィっちゃん…』
私の布団に寄り添うプードルに話しかける。
ヴィっちゃんは勇利がロシアのヴィクトル・ニキフォロフの真似をして飼いだしたプードルで今は私にも懐いている。
こうやって夜な夜な私の部屋に侵入しては足元の横で眠っている。
『可愛いな〜ヴィっちゃんは…よしもう少し寝ちゃおう。』
二度寝をしようと試みたらドアが勢いよく開いた。
『A!まだ起きとらんと?!もう11時よ!』
勇利のお姉ちゃん、真利お姉ちゃんがタイミング悪く起こしに来た
『えぇ〜、だって最近、寒くって布団が暖かいと眠くて眠くて…』
真利『そんなの言ってたらいつまでも出れないでしょー!ほら!でたでた!』
そう言って布団を剥ぎ取られた
貴「寒?!ここ九州じゃないよ絶対!」
そう言いながら縮こまる
真利「今日は珍しく長谷津も大雪たい!さっさと顔洗って雪かき手伝って〜!」
そう言いながらもう一度目をつぶらないように掃除機をかけ始めた
貴(く、くそっ〜)
貴「ヴィっちゃん顔洗おっか?」
ヴィ「わん!」
そう言って私はスリッパをここぞとはがりに深く履いて部屋を出た
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作者名:翠羽 | 作成日時:2018年4月24日 0時