【d!】推しのぬいぐるみが【ci】 (ページ7)

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7話ページ7

＿you side

ci*「これ！このペアマグカップ可愛くないですか！一緒に使いましょうよ！」

『ふふっ、いいですよ』

これは動画で見ていても思うことだが、チーノさんは末っ子感が強くて自然と甘やかしたくなってしまう。

目をキラキラさせて店の物を物色しているチーノさんを見守っていると、後ろから声をかけられる。

??「あれ、Aやん」

誰かと思って振り返ると、そこには翔平がいた。

『あれ、翔平じゃん、仕事は？』

shp「久しぶりに有給取ってん、Aは？」

『いや〜ちょっと事情がありまして…』

ci*「Aさん！決まりましたよ…って、そちらの方は？」

shp「…は、チーノ？！」

ci*「…？」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『ということでして…』

shp「なるほど」

あのあとファミレスに入った私たちは、翔平に事情を説明した。

チーノさんは隣でパフェを頬張っている。

『というか翔平も我々だ見てるんだね』

shp「は？なんで…あ、ｿｳｯｽﾈｹｯｺｳﾐﾏｽﾈ」

『？』

急に早口になった彼に疑問を抱きながらも、ゲーム実況を見ている同士が近くにいたことに歓喜する。

shp「でも…不思議なこともあるもんやな、ぬいぐるみが人間になるなんて」

『私も思った、びっくりしちゃったよ』

shp「Aはチーノが一番好きなん？ぬいぐるみ持ってたくらいやし」

『ん〜まぁそうだね、でもショッピさんも結構好きだな〜』

shp「…ふ〜ん、ええんやない？」

『何がええのよ』

しばらく翔平と談笑していると、いつの間にかパフェを食べ終えていたチーノさんが、私と翔平をジーっと交互に見つめていた。

『…ん？どうかしましたか？』

ci*「…なんか嫌や、Aさんは渡さへんぞ」

『へっ、？』

shp「ブフッ」