5話 ページ5
_you side
『…最初は、やたら肩を触られるなって…、それだけだったのに、最近は、っ気持ち悪い、目で、見られてる気がして、太ももとか…腕とか、触、られて…』
ci*「うん…辛かってんな、よく耐えましたね」
よしよしと頭を撫でられる。
その優しさが嬉しくて、ポロリと涙を零す。
『…っ、はい、』
ci*「そんな会社辞めちゃいましょうよ、僕もバイト探しますし」
『でも、チーノさんを働かせる訳には…』
そう言うと、またもや頬をぷくっと膨らませる。
ci*「僕だって働くことぐらいできます!Aさんのためなら尚更です」
『…わかりました、でもまずはこの生活に慣れないといけないので、とりあえずは大丈夫です』
ci*「………はい」
渋々といった感じではあるが納得してくれた様子。
少し話し込んでしまったので、時刻が7時過ぎになってしまった。
そろそろ準備をしなくてはと腰をあげると、服の裾をキュッと握られる。
ci*「今日は仕事休みましょ?」
『いや、でも…』
ci*「僕の服とか買わないとですよね!」
そう言われてみれば…と考えていると「早く早く」と会社への連絡を催促される。
チーノさんに流されるまま、私は会社に休みの連絡を入れた。
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作者名:豆大福 | 作成日時:2021年8月13日 17時