【d!】推しのぬいぐるみが【ci】 (ページ1)

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1話ページ1

＿you side

『疲れた…ぬいちゃんただいまぁ〜…』

ガチャりと家の扉を開け、ポツリと独り言を零す。

しっかりと残業を終え、疲れ切った体を必死に動かして家に帰宅した私。

そんな私には大切にしているぬいぐるみがある。

それは、実況者である我々だのチーノさんのぬいぐるみだ。

ちなみに私は｢ぬいちゃん｣と呼んでいる。

チーノさんは私の推しで、楽しそうにゲームをしている姿に毎回癒されている。

ぬいちゃんの発売が決定された当初から楽しみにしていて、発売されてからは毎日欠かさず愛でている。

『あのセクハラ上司、毎日毎日ボディタッチが多すぎるんだよほんとに…』

返事の返って来ないぬいちゃんに愚痴を零しながら、コンビニ弁当を食べる。

夜ご飯を食べ終えると、そのままベッドにダイブしたい気持ちを抑えてお風呂に入る。

水が落ちない程度に髪の毛を乾かし、のっそのっそとベッドに横になる。

『眠い…最高に眠い…おやすみぬいちゃん…』

そしてぬいちゃんと一緒に寝る。

これが私の日課だ。