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第39話「有能」 ページ41

クロサside

『...ん。』

僕は目を覚ます

あれ?ここ、探偵団の事務所だよね?
何で僕寝てたんだ?

ケースケ「あ!起きたよ!」

メイ「!!クロサが起きたァ!!」

アキノリ「お!ホントだ!よかった!」

ナツメ「クロサちゃん、大丈夫!?」

トウマ「気分はどう?」

え、皆どうしたの?
あれ、そういえば
さっきまでショッピングモールに...。

...あ、そっか...僕、力尽きて倒れたんだ...。

とりあえず、体起こそう

と、起こそうとした瞬間
体に激痛が走る

『!?痛ァ!!』

やばい、ガチで痛い...。

アキノリ「クロサ!?大丈夫か!?」

皆心配そうな目で僕を見る。

『だ、大丈夫...。
ごめんね、皆...
僕が無能なせいで迷惑掛けちゃった...。』

ナツメ「クロサちゃん...。」

『本当に昔から
僕は何やっても駄目なんだ...。』

目から涙が1粒零れてくる

嗚呼、恥ずかしい...
こんな所、見られたくない...。

メイ「クロサ!!」

メイが僕に抱きつく

『...メイ?』

メイ「クロサは〃無能〃なんかじゃないよ!!
クロサが頑張ってくれたおかげで俺らは
不動雷鳴剣を取り返す事が出来たんだよ!
だから、クロサは〃有能〃だよ!!」

___〃有能〃___

僕が?

〃有能〃?

『僕...役たたずじゃないの?』

アキノリ「当たり前だろ!」

ケースケ「クロサが戦ってる所カッコよかったよ!」

ナツメ「うん、とっても凄かった!!」

トウマ「不動雷鳴剣を
取り返すのに協力してくれて、ありがとう。」

『...。』

何で皆こんなに僕に...
優しくしてくれるんだろ?

『皆...ひぐっ...ありが...ひぐっ...とう』

僕の顔は多分涙でぐしゃぐしゃだろう

...暖かい。


これが、僕にとっての〃温もり〃なんだろうな。

第40話「美少女」→←第38話「謎」



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ちか - ごめん、クロサ姉、メイ姉のことなんだけど、何か言ってた? (2019年5月18日 20時) (レス) id: 61ed5c543e (このIDを非表示/違反報告)
ちか - ありがとう!! (2019年5月12日 20時) (レス) id: 61ed5c543e (このIDを非表示/違反報告)
時宮クロサ(プロフ) - ちかさん» (*・∀・)ゞ了解!! (2019年5月12日 0時) (レス) id: b72d099556 (このIDを非表示/違反報告)
ちか - うん、、、 でも、何か心配でさ、、 機会があったら、聞いてみて(;´・ω・) (2019年5月12日 0時) (レス) id: 61ed5c543e (このIDを非表示/違反報告)
時宮クロサ(プロフ) - ちかさん» あー多分彼女最近忙しくて占ツクとか来れてないのよ (2019年5月12日 0時) (レス) id: b72d099556 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さき松(クロサ)&萌衣*星衣兎 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年6月16日 12時

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