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その後、国見の否定により誤解は解かれた
「あ、諦めませんからね！」
『国見ぃ…やってくれたなお前…』
国見「俺は誤解されたままで良かったけどね」
『女子の相手がめんどくさいからでしょ⁈私を道具みたいに使うな！』
金田一「ほんと国見は性格悪いな！」
『笑い事じゃない！』
影山「おい、そろそろ集まんねーと」
金田一「そうだな。」
その後、順調に進み体育祭は終盤に差し掛かっていた。
『次は部活動対抗リレーだね』
国見「あいつら、すげー緊張してたな」
『そりゃ、先輩達が関わってるからね』
国見「影山は案外バレー以外は緊張するんだな」
『確かに』
最初は一年、その次に2年、最後は三年で、アンカーは主将、キャプテンという形だ。
「きゃー！及川さん、頑張ってくださいね！」
「及川先輩ファイトー！」
「今こっち見たぁ！！」
『ですよね。』
国見「ほんといつ見てもすごい」
『私が叫んでもかき消されそうだな』
国見「やってみなよ」
『嫌だよ、恥ずかしい』
ﾊﾟﾝ!
話している内に、第一走者が走り出していた
『きーんーだーいーちー！！』
国見「行けーらっきょー」
『らっきょ…？』
国見「らっきょみたいな頭だろ？」
『怒られるよ…？』
順位は変わらずあっという間に第二走者に、
『影山、すげぇー速っ』
国見「顔が怖い」
影山は３位スタートを２位まで持ってきた
『変わらないね、』
国見「二年終わるよ」
『じゃあ次は！』
及川「岩ちゃーん！！頑張って！ほらほら速く！！」
岩泉「死ね及川〜！！！！」
『岩泉さん速っ⁈かっこよ⁈』
国見「すっげぇブチギレじゃん」
岩泉さんがあっという間に一位に上り詰め、アンカーである及川さんにバトンを渡す。
「「「きゃぁぁぁー！おいか」」」(以下略)
『はぁぁぁ。耳が痛い』
国見「一位でゴール流石だね」
『あ、岩泉さんに殴られてる』
国見「そりゃそうだろ」
影山「1人抜かしたぞ！」
金田一「国見お前…らっきょってなんだよ⁈」
国見「そんな事言った？」
『2人とも、お疲れ様！』
そして体育祭は幕を閉じた。
と思われたが、私は今困っている。
『あの…』
「だから、そのはちまきは国見君のなんでしょ？だったらそれ私に頂戴ってば！」
なんでこうなるの？
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作者名：カリナ | 作成日時：2024年1月10日 1時
