ただの青春、たかが友情。『ハイキュー』 (ページ15)

今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:513 hit

最後の大会ページ15

『みんな、明日頑張ってね』

国見「おー」

金田一「お前はもっとやる気だせよ…」

明日から、中学最後の大会が始まる。

影山「…」

昔は4人で仲良く喋ってたのに、今や影山は一緒には帰るけど全然喋らなくなってしまった

『昔でもないか…最近でも無いけど』

金田一「あ？」

『金田一肉まん奢れよ』

金田一「なんで⁈」

中学最後の大会、私はいつも通り勝っても負けても何も感じないんだろうか…、これまでみんなの努力を見て来たんだ。
少しでも心から笑えたらいいけど…

ーーーーーーーーーーーーーー

「よし、各自荷物持って降りろー」

『人いっぱいだなぁ、相変わらず』

影山「おい、それは俺が持つ。」

『え、いやいや、私の仕事だから』

影山「あ？」

『すみませんお願いします』

国見「これは金田一がもつから、そこ置いといて」

『え、これも⁈』

金田一「勝手に決めるな！持ってくけども」

『待って待って、私持ってくもの無いじゃん。仕事なんだけど』

監督「樋口、ちょっと来てくれ」

『はい』

国見「じゃ、先行ってるから」

『ちょ、』

私が持っていくべき荷物を何食わぬ顔で掻っ攫っていった奴らは、後ろから見ていても圧倒的強者のオーラが出ている

『怖〜』

監督と話が終わり、体育館に向かおうと廊下を歩いていると、北一の2年とオレンジ頭の小学生？らしき子が何やらめんどくさそうな事をしていた

「俺の腹が治り次第、試合で痛い目見してやるから覚悟しとけよ」

オレンジ君はお腹を抑えている。大丈夫かな

「ギャハハ！期待してまーす！」
「小学生ww」

『はぁ、止めたく無いけど止めなきゃな』

私、ケンカとか止めるの向いてないんだよなぁ

『大丈夫？』

「…ひぃえ⁈」

オレンジ君は私の顔を見るなり物凄く驚き後退りする始末。

そんなに怖い顔してるの？私。

「Aさん⁈」

「どうして、」

『君たち、無駄話してないで早く仕事して』

「でも、、こいつが！」

はぁぁやっぱりめんどくさい。いっそ金田一とかにチクって代わりに怒って貰えばよかったな

『なんでもいいからさっさt』「おい、2年」

威圧感のある低い声。明らかに機嫌が悪いだろう。

『影山…』

影山「公式ウォームアップ始まるぞ」

2年は慌てて準備しだす。
私にもそれくらい従順でいてくれよ

影山「樋口、金田一が呼んでた」

『わかった。』

私はめんどくさいこの場所から早く居なくなりたい一心でオレンジ君を忘れその場を去った