女の子と思われた歌い手は実は無気力系男子！？〜third season〜【歌い手】【男主】

無気力系男子 ページ26

貴方side




貴方｢じゃあまずは……歌詞に行きますか｣

うらた｢あぁ、従兄弟だもんね｣

貴方｢久しぶりかも、電話するの｣

うらた｢歌詞さん寂しいってよ｣

貴方｢いやいや、歌詞にそんな事はありえない｣

うらた｢ごめんってw
そんな真面目に否定しなくてもいいじゃんw｣

貴方｢えぇー……｣




電話の画面を出して歌詞の名前を見つける
タップしてコールが鳴る



……と思ったら鳴らないままぷつっと音がなり歌詞の声が聞こえる




歌詞[待ってましたぁぁぁぁぁぁ！！]

貴方｢……うるさっ｣

うらた｢夜テンション｣

貴方｢起きてるんだね｣

歌詞[うん、そりゃあテイの生放送を聞くt＿＿]







ブチっと切った←





うらた「…いいのw」

貴方「いいの」

うらた「くっwwwww」




それから坂田さん、志麻さん、センラさん、そしていかさん(侑李)に電話を掛けてその日のツイキャス＆生放送は終了した




うらた｢ごめんな、いきなり入ってきて｣

貴方｢いえ、とても楽しかったのでいいですよ｣

うらた｢……うん、その声も俺は好きだな｣

貴方｢……何をいきなり｣

うらた｢いや？テイとしての声も好きだけど、海斗くんとしての声もいいなぁってしみじみ思っただけだよ
ただのおじさんの戯れ言だと思ってくれればいいさ｣

貴方｢おじさんという歳ではないでしょう？
……でも、ありがとうございます
僕もうらたさんの声に惚れ惚れしてますよ｣

うらた｢え、そう？はははっ、ありがと、照れる｣



生放送をしても、うらたさんと話しても消えない胸のモヤモヤ

思い切ってうらたさんに相談を持ちかけた




＊




うらた｢俺、まじで嬉しい｣

貴方｢……はぁ、よく分かんないけど良かったですね？｣

うらた｢いやいや、君の事だから｣

貴方｢……あ、そうですか｣

うらた｢軽っ｣

貴方｢そうですかね｣

うらた｢うん、軽い




んで、そのモヤモヤが何かって？
いや分かるけど自分で気付かないと｣

貴方｢……はあ｣

うらた｢ねぇさっきから興味無さそうな｢はあ｣しか聞こえないんだけど｣

貴方｢…｣

うらた｢ん、要はねぇ…
1歩大人に近づいたんだよ、海斗くんは｣

貴方｢僕成人済みです｣

うらた｢そういう事じゃありません｣

貴方｢何かすみません｣




所謂僕は鈍感なんだとうらたさんに言われた
…何か悲しい気分だ



うらた｢……言っていいのか分からないけど、少なからず海斗くんはチョコマカちゃんに気があることは確かだね！｣

貴方｢は？｣

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