女の子と思われた歌い手は実は無気力系男子！？〜third season〜【歌い手】【男主】

無気力系男子 ページ12

貴方side


うらた｢俺はうらたぬきです、宜しくお願いします！
あ、ちなみに高橋渉です
ご存知かも知れませんが……笑｣

貴方｢こちらこそよろしくお願いします
声優の件は知ってますよ、頑張って下さい！｣

うらた｢あ、ありがとうございます！｣



やっべぇ、今うらたぬきさんと話してる……
夢……では無いよな、？



侑李｢はぁーい、では本題ねー











うらたくん、コイツ(海斗)の棒読み感直してくれへん？｣

うらた｢ぼ、棒読み感……？？｣

優希音｢あのね、再来月くらいに私達の大学で文化祭があるの！あ、是非見に来てね！
そこで私達のクラスの出し物で『白雪姫』をやるんだけど、海斗が王子様役でね〜｣

貴方｢実は先週アフレコの生放送をこの3人でやろうっていう話になったんだが、僕が下手くそすぎて出来なかったんですよ……｣

侑李｢このままだと、生放送は良いんだけど劇が心配で心配で……
そこで声優活動なうのうらたくんに指導してもらおう！ってうちが提案したん｣

うらた｢成程……｣




うらたぬきさんは顎に手を当て考えるポーズを取りながら頷いた

…ら、うーんと唸り声を上げた




うらた｢俺……は出来ない気がする…｣

侑李｢今更何いってんの！大丈夫いける！！｣

優希音｢まぁ簡単でも無いけど…w｣

貴方｢そんな……酷かった……
何か本当すみません……｣

うらた｢いえいえ！気にしないでください！
俺か……無力なだけですから…｣




……やべぇうらたぬきさん優しいけど、自分を貶すのはやめて欲しいなと思う

だってうらたぬきさんが無力だとは僕は思わないから




優希音｢うらたさんは無力じゃ無いですよ！
だったら私達はクソのゴミクズ以下だって感じ！｣

侑李｢分かる〜｣

優希音｢え、何いってんの？侑李は入って無いよ？？｣

侑李｢まじか｣

優希音｢うん、私と海斗｣

貴方｢ねぇそれ僕に失礼じゃない？？｣

うらた｢はははっ！仲いいんですねw｣

貴方｢…僕の方が年下なので敬語とか使わなくていいですよ｣

うらた｢あ、そっか……分かったよ｣




多分優希音の文化祭の説明で『私達のクラスの』という言葉を聞いて『同じクラス→同い年』だと判断したのだろう

…よく人の言葉隅々まで聞いてるな、矢張り凄い




うらた｢う〜ん……よし、そこまで言うならば俺は俺的に頑張ってみるよ｣

貴方｢！！本当ですか！？｣

うらた｢あぁ！｣

侑李｢まじか！！｣

優希音｢ありがとう〜！｣




よし、頑張るか……！！

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