女の子と思われた歌い手は実は無気力系男子！？〜third season〜【歌い手】【男主】

無気力系男子 ページ1

貴方side




貴方｢白雪姫……か｣

優希音｢小人って…私出来るかなぁ｣

侑李｢うち魔女とか……やりたいわぁ！｣




えーっと、王子役をやる事になった滝沢海斗です

くじ運って僕悪いのか……？





｢では、劇での役柄が無い人は前方に集まって下さい

舞台裏役と衣装係を決めたいと思います


役柄がある人はコミュニケーションを取ったりしていて下さい｣




コミュニケーションか……

まぁ僕はコミュ障ではないから大丈夫だろう




貴方｢僕は星宮さんの所行ってるわー｣

優希音｢じゃあ私は他の6人の所ー｣

侑李｢え、う、うちは……狩人？鏡？毒林檎？｣




僕はあたふたしている星宮さんに声を掛ける




貴方｢えっと……星宮…さんだよな？｣

伊織｢へぁっ！？そ、そうですけど…｣




視線を下に向け僕と合わせてくれない

どうやったら視線を合わせてくれるか考えてると




伊織｢え、えっとあああのっ……/////








っ……わ、私(わたくし)は星宮伊織ですわ！

宜しくお願い、致しますの……っ｣




あまりにも挙動不審過ぎて笑ってしまった




貴方｢ははっ！…あ…後免、僕は滝沢海斗、宜しく｣




僕は星宮さんに手を差し伸べる

星宮さんはまた挙動不審になったものの、僕の手を握り返した





貴方｢んー……あ、もう伊織でいいか？｣

伊織｢いっ、いお……っ！も、勿論ですこと！
では海斗君とお呼びさせて頂きますの｣

貴方｢別にいいよ｣




まぁ視線も合わせてくれたし、仲良くもなれたからいいかと思う

ふぅ、と一息ついたら伊織がまた声を掛けてきた




伊織｢き、今日から練習に付き合って下さらない？｣

貴方｢だが台本が……｣

伊織｢私の家であれば白雪姫の本など有りますわ
ですのでどうでしょう？

む、無理でしたら良いんですのよ｣




今日は特別に生放送とかも無いから大丈夫…だよな？

優希音や侑李に誘われてる訳でも無いし




貴方｢いいよ、別に








今日伊織の家にお邪魔してもいいか？｣

伊織｢別にか、構いませんのよ！





本番で失敗したく無いものですから｣





伊織は所謂ツンデレというものなのか

なんて阿呆な事を考える









その頃優希音と侑李は…


優希音｢宜しく〜｣

｢｢｢ゆっきーきたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!｣｣｣

侑李｢世界で一番美しいのは？｣

｢｢｢ゆっきーでーす！！｣｣｣

優希音｢えぇっ！？｣







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