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祈り ページ16

医療室へ連れていくとしんぺい神が直ぐに治療をしてくれた。
見てわかるようにAは重症で、手術をうけた。
Aが手術を受けている間ずっとAの今までについて考えていた。

Aは笑わなかった。
表情をピクリとも動かさなかった。
俺に向かって叫んでた時だって、涙をひとつも零さなかった。
いや、こぼせなかったのか。
全てに疲れて、絶望しきってしまったのか。
そうさせたのは紛れもない俺だ。

なぁA。
お前は俺をゆるしてくれる言うたけど、
俺は俺をまだゆるせてないんよ。
やから


zm「無事でいてぇな、、!」


カラカラと担架の音がした。
立ち上がりそちらを見ると医務室のベッドに寝かされるAが見えた。


zm「なぁAは大丈夫なんか…?!?!」


しんぺい神に必死にすがりつく。
ペ神はおちつけ、というように俺の肩に手を置き、


sn「大丈夫、一命は取り留めたよ。あとは彼の体力次第って感じかなぁ。」


zm「Aの体力、次第…」


sn「ゾムが信じてあげられなくてどうするの。今1番辛いのはあの子なんだよ。」


せやな、俺まで信じれんかったら本当に起きないかもしれんもんな。
寝ているAに近寄り頭を撫でる。


zm「Aが起きたら沢山話したんねん」


せやからな、


zm「はよ起きて、前みたいに笑ってぇな」



それから俺は毎日訓練などが終わってからAの所へ見舞いに行った。
俺一人だったり、幹部の誰かと一緒だったり。
見舞いに行くときはAに沢山話をする。
幹部と行く時はそいつらもAに話しかける。
シッマなんかは早く話したくてたまらないと言ったような感じだった。
けれども返事は帰ってこない。
人工呼吸器と点滴をつけて眠るAは細かった。
眠っている姿を観察してみると目には濃い隈、腕や足など全体的に細く、強くければ折れてしまいそうだった。
起きたら話する以外にも沢山食べさせてあげな。
なぁここの国はええところなんやで、前の国みたいなところやないねんで。
早う起きてたくさん楽しいことしようや。
俺待ってんねんで。






Aはまだおきない。

暗→←勧誘と我々だ



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0号(プロフ) - 自分も全て分かっている訳ではないのでこれ以上は何も言いませんが中身においては読んでいないので分かりません。今後もマナーを守って頂けると利用側としても嬉しいです。失礼致しました。 (2020年1月5日 14時) (レス) id: 4f250ab172 (このIDを非表示/違反報告)
ラビル(プロフ) - 0号さん» 注意書きの所も修正いたしました。 (2020年1月5日 14時) (レス) id: d238749b85 (このIDを非表示/違反報告)
0号(プロフ) - ラビルさん» 指摘するのに歌詞を用いては元も子も無いので指摘のしようがないのですが、歌詞は一文でも著作権が関わります。もう一度注意書きをよく読んで理解して頂けると幸いです。 (2020年1月5日 14時) (レス) id: 4f250ab172 (このIDを非表示/違反報告)
ラビル(プロフ) - 0号さん» ご指摘いただき、ありがとうございました。 (2020年1月5日 14時) (レス) id: d238749b85 (このIDを非表示/違反報告)
ラビル(プロフ) - 0号さん» 歌詞なのかな?と思う場所を修正致しましたのでご確認お願い致します。未だ良くないところがあれば教えていただけると幸いです。 (2020年1月5日 14時) (レス) id: d238749b85 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラビル | 作成日時:2019年7月2日 16時

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