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Aは少しの間談話室にいたが、ロンとハリーがどこへ行ったのか心配になった。もしかしたら──秘密の部屋へ行くのかもしれない。彼らは秘密の部屋への入り口について、ほとんど突き止めていたはずだ。
Aは立ち上がると、気づけば談話室を出て、二人を探していた。二人の会話から嘆きのマートルが住み着く女子トイレを思い出し、その場へ走った。
「ハリー、ロン！」
Aは、嘆きのマートルの女子トイレの入口に佇むハリーとロン、それにロックハートを見つけた。
「ウィータ！？どうしてここに……」
「“秘密の部屋”に行くのか？」
Aは二人を見据えた。二人は顔を見合わせ、ゆっくり頷いた。
「なら──なら、私も連れて行ってくれ。おねがいだ──」
「どうして！？危険だよ！君に何かあったら、僕たちフレッドとジョージに殺されるぜ！」
「私……私、オリーたちを襲った犯人を、私も捕まえたい！」
Aは必死に続けた。
「オリーは、きっと私のこと嫌いだ……だけど……でも……私は、オリーのことが、大好きなんだ。大切なんだ。オリーはそう思わないかもしれない。でも、私にとって、オリーは親友なんだ……大切な人が石にされて、黙って見ているだけなんて嫌だ……」
ロンとハリーはAをじっと見た。Aは頭を下げた。
「お願いだ！」
「……………………分かった」
ハリーが頷いた。Aは顔を上げた。
「でも、絶対僕達から離れないで。一人で行動しないで」
「ああ──わかった！ありがとう！」
Aは二人を見回して笑顔になった。
二人は、まずロックハートを先に入らせた。ロックハートは震えていた。嘆きのマートルは、一番奥の小部屋のトイレの水槽に座っていた。
「アラ、あんただったの」
ハリーを見るなりマートルが言った。
「今度は何の用？」
「君が死んだ時の様子を聞きたいんだ」
マートルはたちまち顔つきが変わった。こんなに誇らしく、うれしい質問をされたことがないという顔をした。
「オォォォゥ、怖かったわ」
マートルはたっぷり味わうように言った。
「まさにここだったの。この小部屋で死んだのよ。よく覚えてるわ。オリーブ・ホーンビーがわたしのメガネのことをからかったものだから、ここに隠れたの。鍵を掛けて泣いていたら、誰かが入ってきたわ」
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鵲(プロフ) - あいさん» わー！！ありがとうございますーー！！😭😭💓 (2021年12月12日 20時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - このお話大好きです！応援してます！ (2021年12月12日 4時) (レス) id: fc16481cf6 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - みゆさん» わー！！！前作から！！ありがとうございます！！😭😭😭💖💖嬉しいです、、！！！！更新頑張りますーー！！！！ (2021年12月10日 0時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 前作の方から知って、この作品も楽しませていただいています！鵲さんの書き方すごく好きです。これからも楽しみに待ってます！頑張ってください💪 (2021年12月9日 8時) (レス) @page22 id: c8945715f5 (このIDを非表示/違反報告)
鵲(プロフ) - ぺでぃさん» はじめまして！わわわわ！！前作もみてくださりありがとうございます😭😭嬉しいです！！ありがとうございますーー！！更新頑張ります！！ (2021年12月8日 23時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年10月31日 19時
