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翌日、生徒たちの間である噂が広まった。立入禁止だった四階の廊下で、恐ろしいことがあったらしい。
まず、闇の魔術に対する防衛術を担当していたクィリナス・クィレル先生は死んだ。そこら辺のことは全く明らかにされなかったが、ハリー、ロン、ハーマイオニー、オリヴィアの四人が、四階の廊下に立ち入ったらしい。
ロンとハーマイオニーはほとんど怪我のなかったようだが、ハリーとオリヴィアは医務室に入院していると聞いて、Aは医務室に来てしまった。オリヴィアのことが心配でたまらなかった。
「なんでここにいるの？」
ちょうどオリヴィアのお見舞いをしていたらしいハーマイオニーが、椅子からガタンと立ち上がった。
「まあまあ、ハーマイオニー。見舞いくらい許してやれよ」
カーテンをまくって顔を覗かせたのはフレッドとジョージで、手に何故か便座を持っている。ハーマイオニーが訝しげな顔をした。
「それは何？」
「見てわかるだろ。トイレの便座だ」
「どうしてそんなものを？」
「ハリーの見舞いに」
ハーマイオニーは二人を睨みつけた。
「不衛生よ！」
「ええ、そのとおりです」
マダム・ポンフリーが二人の背後から現れ、二人の持っている便座を没収した。
「オリーは、いったいどうしたんだ？」
「あなたが知ることじゃないわ」
ハーマイオニーがふんと鼻を鳴らして冷たく言ったので、Aは肩を落として「ごめん」と言った。
「………でも、そう……あなたがオリーのこと、すごく心配してるのは、分かるわ」
ハーマイオニーはちらっとAを見てそう言った。
「だから教えるわ──オリーは4階の廊下にあったマクゴナガル先生の巨大チェス盤で、頭を打ったの。ロンも同じような感じだったけど、オリーより酷くはなかったわ。ただちょっと、オリーは打ちどころが悪かっただけ」
「う、打ちどころが悪かったって、だ、大丈夫なのか？」
「なんであなたが泣くのよ」
おろおろするAにハーマイオニーが呆れたような顔をして、眠っているオリーを見た。
「大丈夫よ。悪い意味じゃないわ。ロンよりちょっと重傷だったってだけ。時期に目を覚ますと思うって、マダム・ポンフリーも言ってたわ」
Aは安堵したように「そっか」と微笑むと、またオリヴィアの方を見た。
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鵲(プロフ) - 貴戸藍樂_きど あいらくさん» ありがとうございます〜！！エヘ…可愛く書けてたらよかったです❤❤これからも応援よろしくお願いしますーー！！ (2021年10月9日 20時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
貴戸藍樂_きど あいらく(プロフ) - 続編おめでとうございます！！撫でられた時の感覚が違うって...かわいすぎやしませんか()可愛らしい絡みの中にある厳しいお母さんもまた最高です...！更新お疲れ様です！ (2021年10月9日 19時) (レス) id: 1c72b51fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年10月9日 18時
