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「ちょっと暇になってきたな」
青い空を眺めながら、フレッドがつまんなさそうにぼんやりと呟いた。
「そうだなあ。なんか面白いこと……あっ」
ジョージが思いついたように声を上げ、ちらっと横のAを見てニヤッとした。Aはジョージの方に目を向けると、きょとんとして首を傾げた。
─────
「わあ！」
Aが興奮気味に声を上げて、目の前に広がる景色を、輝いた目で眺めた。箒置き場から箒を失敬してきた四人は、ホグワーツ城の屋根に登っていた。
「いい景色だろ？」
「うん──すごい！」
自然豊かな山や草原、湖を眺めながらそう言うAに、三人とも微笑ましげな顔をした。
その時、下から怒声が聞こえてきた。
「こらー！！そこに乗っとるのは誰だ！！下りてこい！！」
「まずい、フィルチだ」
フレッドが面倒臭そうにそう言って箒を掴んだ。リーも同じように掴んで跨った。ジョージも箒を掴むと、Aに後ろに乗るよう言った。Aが後ろに乗った。
「下りてこいと言っとるだろうが！」
「やなこった」
フレッドがそう言ってポケットをごそごそと漁り、糞爆弾をフィルチに投げつけた。フィルチはそれを間一髪で避けては悲鳴を上げた。
「Aも投げてみるか？」
「で、でも」
「大丈夫さ、こんな上からじゃ、あいつは俺達だって分からない」
ジョージがポケットを漁ってAに糞爆弾を渡した。
「たまには羽目を外しても良いじゃないか？」
その言葉に感化されたAはそろりとフィルチに糞爆弾を落とした。それがフィルチの頭に直撃して、辺りに臭いがたちこめ、フィルチがまた悲鳴を上げると、フレッドもジョージもリーも大笑いした。
箒から着地したあと、Aたちは廊下を歩いたが、全身に糞爆弾の臭いをつけたフィルチが憤慨しながら歩いてくると、三手に別れてフィルチから逃げた。Aはジョージに手を引かれて、タペストリーの裏にある隠し扉に入った。
ジョージは唇に人差し指を当てながら、シーッと小声を出した。
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鵲(プロフ) - 貴戸藍樂_きど あいらくさん» ありがとうございます〜！！エヘ…可愛く書けてたらよかったです❤❤これからも応援よろしくお願いしますーー！！ (2021年10月9日 20時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
貴戸藍樂_きど あいらく(プロフ) - 続編おめでとうございます！！撫でられた時の感覚が違うって...かわいすぎやしませんか()可愛らしい絡みの中にある厳しいお母さんもまた最高です...！更新お疲れ様です！ (2021年10月9日 19時) (レス) id: 1c72b51fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鵲
| 作成日時：2021年10月9日 18時
