りとるに過保護！2 (ページ15)

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楽器交換ページ15

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『やっぱ、ベースの音好きやわ』

佐野「Aちゃん、ギター以外ならベースやりたい言うてましたもんね」

『おん、この重低音たまらん』

イナズマにむけて、メンバー揃ってのバンド練習。
今は休憩中で、各々の楽器をシャッフルしたりして遊んでいる。

大晴のベースを膝で抱えて、音を鳴らしてみる。
ギターと形は似ていても、音や弦を弾く感覚が全く違う。

福本「似合うやん」

リチャ「なんか、新鮮やわ」

『大晴、このベースちょうだい❤︎』

福本「あげへんわ」

私的に可愛くお願いしたつもりやったけど、くれないらしいから、ケチとだけ言っておいた。

あと何日後かに開催されるイナズマロックフェス。

みんなの夢のひとつだった、フェス。まさか、こんなにも早く叶うなんて思ってなかった。
マネージャーから、西川さんよりオファー頂いたと聞いたとき夢かと思って晶哉にほっぺを摘んでもらった。しっかり、痛くて、現実やったわ。

正門「そういえば、A、ストラップ変えたん？」

『あ、そう！のんちゃんがくれたんよ。フェスん時つけてって』

末澤「へぇー、よかったな」

誕生日プレゼントにのんちゃんがくれたのは、ギターのストラップ。白を基調とした私のギターに彼が選んでくれた本革に刺繍が入った黒のストラップはよく映える。

佐野「小瀧くんセンスええなぁ」

『んなっ！みんなが良いって言ってたって伝えとくわ』

休憩を終わらせ、また練習に戻る。

さっ！フェスに向けて気合い入れてこっと！

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