三条と粟田口、計18振の兄ですが何か？其の弐【刀剣乱舞・男主】

伍拾八振目 ページ15

光忠「はい！じゃあまずは野菜を切るよ。
髭切さんはじゃがいも、膝丸さんは人参をお願いしようかな」

光忠がそう指示を出したのは数十分前。
あ、メニューはカレーになったぞ！
上にメンチカツ乗ってるやつ。少し豪華！

膝丸「こんな感じで良いのか？」

貴方「どれどれ」

膝丸「料理はなかなか面白いな」

貴方「……」

膝丸「どうした？」

貴方「凄いな…これ」

膝丸が切った人参は、可愛らしい桜の形をしていた。
かなり細かく、しかも大量…

それを覗いてきた光忠も驚いていた。

燭台切「料理初めてなのにすごいね！」

膝丸「そうか？ありがとう」

髭切の様子はどうかな？

貴方「…わいるど、だな」

この前和泉守に教えてもらった横文字、それがぴったりだと思った。

だって…皮を剥かずにざっくり切ってあるんだぞ。じゃがいも。

髭切「わ〜ありがとう」

貴方「まぁここは男しかいないし、問題ないか」

切った材料を鍋に入れたら、あとは煮るだけだ。

燭台切「ところで…確か今倶利ちゃん達が大阪城に出陣してて、そろそろ帰ってくると思うんだけど…」

光忠がそう言うのと同時に、門の方から「ただいま帰りました！」という声が聞こえた。

すごいタイミングだな！

髭切「A、弟来たんじゃない？」

膝丸「信濃藤四郎…だったか。迎えに行ったら喜ぶんじゃないか？」

燭台切「ここは僕達に任せて行ってきなよ！」

貴方「じゃあ…ありがとう！行ってくる」

俺はそう言い残して急ぎ足で外へ向かった。

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