＿＿ Love weather.14 ページ14
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しばらくして、
永瀬さんが折り返して聞いてくる。
“ 二人は球技大会、なんか出るんやろ？ ” と。
私と優太がバスケ部に入っていて、体を動かす事が好きだと知っているからか 何かに出る前提の模様。
『 出ますよ、テニスやるんです 』
優太「 俺も。でもやった事ねぇんだよな… 」
廉「 ははｯ 笑。二人、ほんま仲えぇな？ 」
わｯ と声を上げて笑う永瀬さん。
唇が綺麗に弧を描いて、目元が きゅｯ と細くなる。
永瀬さんは、笑う時いつも目尻が上がって…
凄く好印象な笑顔を作っていた。
それが作り笑顔なのか、素なのかは分からない。
でも、笑顔も素敵だった。
“ 永瀬さんとAだって仲いーじゃないすか ” なんて、優太が不貞腐れた表情をして言う。
永瀬さんは、え？という顔をしていた。
まさか、自分から絡みに来ておいて、
仲良くないとか言わないよね。
廉「 仲良さそうに見える？ほんまに？ 」
優太「 え？はいｯ、俺には めちゃくちゃ見えます 」
めちゃくちゃ見えるって…
日本語の使い方、どこで習ったの。
ちょっと風変わりな言葉遣いをする優太を、永瀬さんは嬉しそうに眺めて ご満悦の様子だった。
変な人。
優太も、永瀬さんも。
世間とは少しズレていそうな二人を置いて、
私は自分のパンを最後まで食べきる。
普段通り、お昼が終わると永瀬さんは帰っていった。
もちろん、保健室に。
三年生の教室とは真逆の。
優太曰く、
“ あれ、ぜってぇ損してるわ ”
らしい。
多分、優太の言いたい事は、
永瀬さん、あんなにも絡みやすいのに ずっと保健室にいるなんて高校生活 もったいないなぁ…
って事だと思う。
どこにいるかは個人の自由なんだけど。
私もそう思っていた。
永瀬さんの親でも担任でも何でもない、ただの後輩が残り数ヶ月の学校生活に口を出す権利はない。
むしろ、あと数ヶ月。
自由に過ごして貰った方が良い。
その方が、私も絡みやすいだろうから。
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あぐた。(プロフ) - Sさん» コメントありがとうございます。afterstoryは今、下書きをしておりますので、しばしお待ちください！ (2020年1月28日 22時) (
レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 完結おめでとうございます！やっと付き合った2人のラブラブなafterstoryも気になります！ (2020年1月28日 19時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
あぐた。(プロフ) - 箱推しティアラさん» コメントありがとうございます。更新、頑張ります！ (2020年1月25日 1時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
箱推しティアラ(プロフ) - おもしろいし、この作品好きです！読みやすいですよ。更新頑張ってください！ (2020年1月25日 0時) (レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)
あぐた。(プロフ) - さちままさん» コメントありがとうございます。ただ書いているだけで全然語彙力や文章力が無いので…そのように褒めて頂ける事、とても光栄です！ (2020年1月22日 18時) (レス) id: b86c6074bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぐた。 | 作成日時：2020年1月19日 19時
