9人のドS〇〇達…【31】

1531 ページ33

ﾁﾞｭｩｩｩｯ…







あ「っ、う…。」







ﾁﾞｭｩｩ…ﾁﾞｭﾙｯ…ｯ







あ「んっ…!」

大「…痛かった?」

あ「ごめんなさい…大丈夫です、っ。」








吸血の制限が解除されてから、一日に2人ずつあげる日々となった。

きっと皆も我慢してたんだろうけど…これがまた辛い。




でももう無理って程まではいかないから今のところ大丈夫なんですけど。








あ「ｯ…。」

大「ん…は…。」








首筋に顔を埋めたままだから、吐息がたまに聞こえる。

1人目は薮君だった。
2人目の大ちゃんがかなり我慢していたのか、薮君よりも量が多い気がする。








.









.









.









.









.
あ「っ〜…!」

大「お、っと…!」







必死に大ちゃんにしがみついていたんだけど、耐えられなくなってずり落ちかけた。

でもそのおかげで我に返ってくれた。








大「ごめん…夢中になってた…。」

あ「ふふ…大丈夫です…。」







傷跡を塞ぎ、背中を優しく撫でながら抱き締めてくれた。

耳元で「あー、美味しかった」って何回も呟いています(笑)







大「頭痛とかしてない?」

あ「今のところは…。」

大「連日であげてるけど大丈夫なの?」

あ「今のところは…(笑)」







あとあげてないのは涼介君だけ。

奇数だから一番最後は誰にする?って話をしたら、涼介君が自ら最後で良いと言った。







大「まぁ最後は1人だから存分に吸えるもんな。」

あ「そうですね(笑)」







ずっと抱き締められた状態での会話が続く。

私の体調の変化にいち早く気付くためなんだろうけど…。



皆に抱き締められるのは凄く安心するし好き。
特に大ちゃんとかはﾎｯとするような温かさがある。







ｺﾝｺﾝ＿＿








中「終わった?」

大「終わったよ〜。」

中「またそんな抱き着いて(笑)」

大「こんな時ぐらいしか出来ないんだから良いじゃん。これにこれはｹｱの1つだし〜。」








ご飯だよ、って呼びに来てくれた裕翔君。

涼介君が来なかったのを良いことに抱き着きをやめない大ちゃん。

でもさすがにご飯に遅れると光君も怒るので(笑)








中「大丈夫? 転けないでね?」

あ「大丈夫ですよ。」








大丈夫と言ったんですけど、手を差し伸べてくる裕翔君。

全然手を引かないし凄い見てくるので、仕方なく握りました(笑)






.


.

1532→←1530

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す