9人のドS〇〇達…【31】

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あ「じゃあ…宜しくお願いします。」

圭「吸われるAがお願いしますって言うのはおかしいけどね(笑)」

あ「ふふ、そうだね。」








5分前、今日の吸血は誰だくじを引いて

見事 当たったのは圭人君でした。





侑李達は責めるに責めれないし、なんとも言えない表情をしてたけど多分 不満ではある(笑)

くじ引きだから決まってしまったものは仕方ないしね。







あ「あ…前開きの服にしとけば良かったね。」

圭「大丈夫だよ。汚さないように気を付けるから。」







いつどんな時でも紳士だよなぁ…。

私の頭を一度撫でて、優しく首元を引っ張って
ゆっくりと優しく首筋に噛み付いてきた。








あ「っ…。」







ゆっくりでも優しくでも痛い時は痛い。

一瞬だけｷﾞｭｯと手に力を入れてたら、吸血をしたまま圭人君がふわっと優しく手を握ってくれた。








圭「…ん、ごちそうさま。」








約束通りほんの少しの量の吸血。

服も髪も整えてくれて、大丈夫?と体調を聞いてくる。



本当に少しの量だから大して変わらないのに(笑)








あ「味は大丈夫だった?」

圭「うん、変わらず美味しかったよ。」

あ「良かった。」

圭「一応休んでてね。皆に言ってくるから。」

あ「うん。」








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圭人君が部屋を出ていき、1人になった私はﾍﾞｯﾄﾞにそのまま寝転んだ。








自分の体の事は自分が一番良く分かってる。

病気に関する症状もちゃんと無くなってるし、少し血を吸われたぐらいだから何ともない。




圭人君もう少し吸っても問題無かったんじゃないかな。







病気が治ったから、今まであった問題について真剣に考えなきゃいけない。








あ「…どうしよ…。」








返事はしたものの、あれで良かったのか…。







もしあっちの世界に住むことになったら
色々と失う物が多いし…絶対に寂しくなる。戻りたくなる。



私と関わった人達の、私に関する記憶を全て消すことになるだろうし

だったら私の記憶も一緒に消して欲しいなぁ…。







ｶﾞﾁｬ＿＿







あ「!」

涼「悪い、寝てたか。」

あ「いや…横になってただけです。」

慧「具合悪くない?」

あ「大丈夫みたいです。」








慧「じゃあ明日から通常の量に戻しても大丈夫かな。」

あ「はい。」







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