9人のドS〇〇達…【31】

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ｷﾞｯ…








あ「んっ…。」

慧「あ、ごめんね。」

あ「おはようございます…。」

慧「おはよ。調子は?」

あ「…良くなった気がします。」








やっぱり私より早く目が覚めている慧君。

昨日よりは体が軽く感じたし、あの具合の悪さを知ってるから全然ﾏｼになったと思う。







慧「自分で起きれそう?」

あ「はい…。」







手をついてゆっくりと起き上がり、慧君から手渡された水を自分で飲んだ。

体も少し重たいけど動くし、熱を測ったら微熱。









慧「運良く効果が出たみたいだね。」

中「これならすぐ治りそうだね。」

慧「ま、平熱に戻っても2、3日は安静にしてもらうけど。」

光「てか俺らより回復早くね?」

慧「そこも面白いとこ。不思議だよね。」








慧君はここにいる間、ずっと私の様子を見ては紙に記入をしてる。

やっぱり慧君も医学とか学んでるから…私の結果は興味深いのかな…。




こういう話になると少し悲しくなるけど、仕方の無いことだもんなぁ…。








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今日も一日 点滴治療。

vampireが苦しむほどの病気が、人間の私には狂気的なはず。

でも皆よりも回復は早い。不思議ですね。







それに体調の悪さで猛威をふるってたのは昨日まで。

まだ微熱もあるし、完全に治ったわけではないけど
昨日との差が凄すぎて自分でも驚いている。







知「まだ辛い?」

あ「ううん、大丈夫。」

慧「でも絶対安静だからね。」

あ「分かってます(笑)」








皆と会話するのも辛くない。

慧君からの許可もおりて、皆は私の部屋に出入りするのも自由になったから、侑李や大ちゃんはずーっと居ます(笑)





ただ涼介君があまり姿を見せてくれない。

たまに様子を見に来るんだけど居座ることがなくて…少しだけ寂しい。








それと同時に胸騒ぎがして…何か嫌な予感というか、そんな気がする。








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あ「…ねぇ侑李。」

知「ん?」

あ「侑李はどうしてこっちの世界に来ようと思ったの?」







他の皆は買い物とかご飯の支度で居なくなった。

慧君も結果報告をするために不在。





別に侑李以外にも居ていいけど、2人だけの時に聞いた方が聞きやすかったから。

涼介君がこっちに来た目的も知りたいけど、他の皆の理由も知りたかった。







知「うーん…特別な目的は無いんだけどね。」






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