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あ「どうぞ。」
中「え、あ…。」
落としてしまったスプーンを拭いてから、お粥を掬って裕翔君の口元に運んだ。
一瞬戸惑ってたけど、ゆっくり口を開けて食べてくれた。
知「いいなー。」
あ「侑李は今まで自分で食べれてたでしょ。」
知「病人なのに冷たい。」
やっぱり9人の中でも症状の軽い人、重い人が居るんだけど結構差があります。
侑李みたいに1人で食べれるのと、裕翔君みたいにスプーンを持つ力すらないぐらい。
かと言って元気って訳でもないけれど。
中「ごちそうさま…。」
あ「はい、あと薬ですけど…持ちますね。」
薬を飲むようの水も落としそうで怖いので、薬を口に含んだ裕翔君に水を飲ませた。
ゆっくりと横にさせて布団をかぶせ
あ「おやすみなさい。」
中「ありがと…。」
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クイッ__
あ「ん、どうしました?」
高「水…。」
あ「あ、はい。」
裕翔君を寝かせると、隣から服の裾を引っ張られて
振り返ると高木君が苦しそうな顔で呟いた。
ゆっくりと起き上がらせて、水を飲ませて
あ「ご飯食べれますか?」
高「ん…。」
裕翔君と同じように食べさせたんだけど、裕翔君よりもかなり抵抗があったようで(笑)
でもいつもの高木君と比べたら大人しいし、言うことを良く聞く方ではある(笑)
1時間近くかけて、全員分の着替え、食事、薬を済ませた。
休む暇もなく食器を片付けて洗濯してたらもう夜になっていた。
あとで吸血もさせなきゃだし…
あ「…買い出し、行っても大丈夫かな。」
さっきお粥を作る時に冷蔵庫見たんだけど、かなり空っぽに近かった。
今回の分は足りたけど、明日の材料が足りなくなる状態。
1人で行ったら怒るかな…でも私一人しか行けないし。
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あ「…ということで、買い物行ってきても良いですか?」
光「あーー…すっかり忘れてた…。」
涼「…。」
すっごい涼介君からの視線を感じる。
" 絶対だめ " って言ってるんだろうなぁ…。
薮「こればっかりは仕方ないな…。」
光「リビングの棚に入ってる封筒からお金とって良いから…、タクシーで行ってきな。」
あ「えっ、タクシーですか?」
光「だって荷物凄くなるし、そっちの方が安全…。」
あ「分かりました…。」
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あちゃん(プロフ) - 一話から何回も読ませてもらってます!こんなに好きな作品に出会えたのは初めてで何回も読ませてもらってます!終わりに向かっていくのはとても寂しいですが主様のペースで更新頑張ってください!とても応援してます! (2021年11月17日 0時) (レス) @page50 id: 6556ee0ca9 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇん(プロフ) - ♪くるすけ♪さん» 全然大丈夫です!頑張ってください! (2021年9月10日 8時) (レス) id: 26e2860a94 (このIDを非表示/違反報告)
とも - 最初からずっと読ませてもらってます!今回の内容もある意味良くて続編気になります待ってます! (2021年9月8日 10時) (レス) id: 72ac1295a3 (このIDを非表示/違反報告)
♪くるすけ♪(プロフ) - かふぇんさん» ありがとうございます! すみません、今気付きました(´;ω;`) 次の更新で直しておきます! (2021年9月7日 23時) (レス) id: 7871b290ea (このIDを非表示/違反報告)
かふぇん(プロフ) - いつも楽しみにしてます!あと、1536からいきなり1637になってますけど、、 (2021年9月7日 19時) (レス) id: eba823519b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2021年3月22日 12時