9人のドS〇〇達…【28】

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あ「大体、この役目って別に私じゃなくても良いじゃないですか…。」

光「A以外がやったら俺らが逆に危険だよ。」

圭「俺らが喰われるもんね。」









…確かに。

ここの大学の女性達って、性格とか何もかも強そうだもんね。








「一条さん、こちらを。」

あ「…台本?」

「ﾃｰﾏと一条さんのｾﾘﾌは決まってますので、皆さんと相談しといて下さい。」








相談しといてくれって…。

相談したとしても、演技なんて出来ないのに。
ましてやｱﾄﾞﾘﾌﾞって。








「ちなみに小道具なんかも取り揃えてます。」

中「ｶﾞﾁ過ぎて怖いわ。」

慧「おっ、ﾍﾞｯﾄﾞあんじゃん!」

「行ってもらうｼﾁｭｴｰｼｮﾝはくじ引きですので。」








くじ引き用の箱があり、皆が順々に引いていく。








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知「" 彼氏に浮気された彼女を慰めるｷｭﾝｾﾞﾘﾌ "」

涼「俺もだ。」

高「俺も。」







圭「" ｸﾘｽﾏｽに急な仕事で遅刻。怒る彼女にｷｭﾝｾﾞﾘﾌ "」

中「俺も。…伊野ちゃんもじゃん(笑)」

慧「ﾍﾞｯﾄﾞ使わねぇじゃん。」








残念そうな、少し不機嫌な顔になった慧君。

そんな ふてくされなくても…。








薮「" 朝 仕事に行きたくない彼女を1発で起こすｷｭﾝｾﾞﾘﾌ "」

光「俺と、この流れだと大ちゃんか。」

大「俺 ﾍﾞｯﾄﾞ使うじゃん。」








大ちゃんの表情がﾆﾔけてる。要注意ですね。








あ「これの勝敗も投票ですか?」

「今回は歓声のdBを測ります。」

高「dBなんて測れんの?」

「ｽﾎﾟﾝｻｰの方が全て貸し出してくれましたので。」








涼「…あいつか。」








名前すら出てないのに、一気に空気が悪くなった。









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「あー…あっ、じゃあ10分後に始まりますんで!」








岡本さんからですんでーって言いながら、実行委員の人は逃げてった。

きっとこの空気に耐えられなかったんだ。
私だって逃げたいのに。









あ「…圭人君からだって。」

圭「あー、うん。じゃあ…。」








耳打ちで粗方の内容を聞く。

私が最後に繋がる言葉のｷｰﾜｰﾄﾞを言うﾀｲﾐﾝｸﾞとか、色々と打ち合わせをした。







ただ9人分…。

ちょっとしたｾﾘﾌだけでも覚えてられるかどうか…。







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