【ONEPIECE】発熱【サボ】 (ページ17)

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「全然いいぞ」

「いいんですか？」

なんと、あっさりと承諾してくれた。

「あぁ、こっちが思ったより早く終わりそうなんだ。多少移動に時間はかかるが丁度そっちと同じ頃には行けそうだ」

「ありがとうございます。本当、総長がいてくれて助かりました」

「そ……そうか…電伝虫越しでも表情が分かんねぇな、お前…」

「ちゃんと喜んでますよ」

「A！私の声も聞こえる？」

「コアラさん。コアラさんもありがとうございます」

「いいんだよ！むしろ教えてくれてありがとう」

良い上司だ。故郷とは違って。

「そういや…A、仕事は？」

「終わりました」

「嘘つけ」

「嘘はつけません。終わったからこの任務に参加しているのに」

「帰ったら確認だな」

にわかには信じがたい、と言いたげな声でそう言われた。

失礼な人だ。

「A、私達は何をすればいい？」

「基本的には御二方が想像している通りで大丈夫です。各要人の監視でしたり、王の会話の内容とかも聞き取れたら嬉しいです」

「了解。後は何かある？」

「なるべく手短に終わらせるつもりなので、いつ抜けてもいいようにだけお願いします」

「わかった！」

コアラさんは本当に頼りになる。

何はともあれ、これなら作戦は成功しそうだ。後は私が頑張るだけ。