ポートマフィアに入社してきたのは、川端康成の孫でした。

入社試験　−終末ー ページ7

「いやぁ、素晴らしかったよAくん。」
「いえいえ。恐縮です。」
遠慮がちに呟くと、太宰が口を開いた。
「この娘の戦い方―――実に効率的だ。」
「如何云う事だ。」
「私じゃないと解らない。彼女は、あの一瞬――――時を止めたんだ。異能でね。」
「何故、其れを……！」
Aが驚いたように云う。
「私の異能は人間失格…『異能無効化』。だから、君の異能は効かなかった。時間が止まったあの瞬間に芥川くんの攻撃を避け、尚且つ自分の攻撃だけ受けられるように仕向けたんだ。」
「凄いですね！」
「じゃ、正式な会員になったからね、此れからは、中原くんの幹部補佐に就いてもらうから。」
「はい！勿論です！」


「じゃあ、私たちは帰るよ。」
「アンタと戦える日が来ること、楽しみにしてるよ…。」
武装探偵社が去った後、私は中也さんに向き直った。
「太宰さんとは相棒って云われたんですけど本当ですか？」
「元だ、元。ったく太宰…俺の幹部補佐に在ること無いこと吹き込みやがって……。」
「取り敢えず、先ずは自己紹介ですかね。」
Aは、俺に向かってくるっと振り返ると、満面の笑みで、こう云った。


―――――此れから、よろしくお願いします！


「………！あ、ああ…。」
幹部と、幹部補佐の物語はまだ、始まったばかり―――――。

＜あとがき＞
中也のキャラソン聞いてたら執筆スピードが劇的に遅くなった紫吹桜です…。
神だと気づいたべ。うん。
次回から、クラスタと温めまくった番外編を書きたいと思います！
おっ楽しみに〜！バッハハ〜イ！

番外編　−中也と椿、そして理想主義者の愚痴会ー→←刃と牙。

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す