【鬼滅の刃】雷少年の母親…弐

80話 ページ35

胡蝶「あらあら、何泣かせているんですか?」

するとそこには忙しいはずの
しのぶさんがやってきて笑顔を浮かべながら
青筋を浮んでいた


宇髄「げぇ!こ、胡蝶」


そして私のところにきて
安心させるかのように頭を優しく撫でる


胡蝶「よしよーし、大丈夫ですよ」

「うっ…ひっく……うぅ…」


ようやく落ち着いて涙を袖で拭いている間に
しのぶさんは宇髄さんに向けて笑顔でペラペラと
毒舌を放った


胡蝶「全く、この人は今回の任務で
体を小さくなってしまい、精神的に子どもに
なってしまった女性ですよ
何泣かせているんですか??」ﾋﾟｷﾋﾟｷ


宇髄「わ、悪ぃ…(いや、見た目的に子どもしか
見えなかったし…)」


そう思いながら私の方を見ている宇髄さんを見て
しのぶさんはため息をついて私をあやす様に言う


胡蝶「責任取ってあやしてくださいね」

宇髄「はぁ!?」

胡蝶「私は治療で忙しいので…では」



そう言ってとさくさと行ってしまったしのぶさん


宇髄「マジかよォ…」


さて、どうすっかな…と小声が聞こえた
頭を掻きながら私の方に向いて再び優しい手で
あやしてくれた


宇髄「よしよーし泣くな
おじさんが悪かったから…」


宇髄さんの手って大きくて暖かいから
ちょっと気持ちいいけど…

いいけど…


「ﾋｯｸ…おじ……さんじゃない…もん…」


宇髄さんは私より年下だから
おじさんではなんだよねぇ〜…


私は涙を引っ込ませようとしゃっくりしながら
そう言うと宇髄さんは嬉しそうに言う


宇髄「お、いいこと言うじゃねぇか!
よし！祭りの神がいいことしてやる」


ん?いいこと???


「いい…こと??」


すると今度は私を外に出て
肩車をさせてくれた瞬間すごいジャンプで次々と
家をトントンと移りながら走っていった


「うわぁぁぁ//」


その光景はとても綺麗で
私でもここまで飛べないから新鮮に感じた

にしても肩車はちょっと恥ずかしい


でも、今はこの時を満喫しようと
両手をあげて笑いながら笑顔で宇髄さんに
向けて言う


「すごい〜♪」

宇髄「派手にいいだろう!」


そう言って微笑んで答えてくれる宇髄さんを見て
私は頬を赤くして笑顔で返事した


「うん!!」ﾆｺッ


それを見た宇髄さんは何故か顔を赤くして
Aを見とれているかのようにしていたのを
彼女は知らなかったのだった


宇髄「ッ…!」ｷｭﾝ



※書けましたァ!どうぞご覧下さい!

【ナザリック地下大墳墓の姫君】
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/517e676c845/

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