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70話 ページ25

善逸side


俺は浮いていた家の上で倒れており
息をするのが辛かった


言葉も出るかわからなかった…

でも言いたい…母ちゃんに謝りたい…


俺は必死に声を出した



善逸「か、あ…ちゃん…」



すると母ちゃんは急いで浮いている家の上に来て
俺の方に駆け寄った



「善逸…!無事っ…じゃないみたいね…」



母ちゃんはいつも持ち歩いている
持ち運び用の小型の救急箱を取り出して刺された毒の傷口に口を持って外に吐き出していた



「頑張って!善逸…死なないでっ…」ペッ



何度も何度も、毒を吐き出すかのように続ける
母ちゃんに俺はもう一度母ちゃんを呼ぶ



善逸「母ちゃん…」


「ごめんね、余計なお世話して!
でも善逸が危ないから!」ペッ



戸惑って手当てを急いでしている母ちゃんは
俺が呼んでいることに気づいていない感じだった

俺は少し声を大きくして言う



善逸「っ母ちゃん…!!」



すると母ちゃんはようやくこっちを向いてくれた

俺は母ちゃんに向かって
涙を流しながら言いたかったことを言う



善逸「っ…ごめんなさい…」



それを聞いた母ちゃんは驚いていた


「え…」


俺はそのまま母ちゃんに言い続けた


善逸「母ちゃん…ごめん…俺…
母ちゃんに酷いこと言った…
ごめん…ごめんなさい…嫌いにならないで…
俺を捨てないで…」ポロポロ


沢山流れる涙に
俺は泣きやめと思いながら母ちゃんを見る


「別にいいの…本当のことだし、
善逸が謝る必要はないよっ」


汗をかいてきた母ちゃんの姿を見て
少し違和感を感じた…

母ちゃんは俺に向けて毒を遅らせるように言う


「善逸っ今は…呼吸で…
毒の巡りを遅らせなさい…少しでもいいからっ」


すると母ちゃんはフラりと倒れてしまった
俺はつい叫んでしまった


善逸「母ちゃんっ……!?」


俺は母ちゃんを抱きしめていると
俺とは反対側に人面蜘蛛に刺された後があった


見るからに俺よりも酷い状態だった
俺は抱きしめながら母ちゃんに向けて言う



善逸「嫌だ…嫌だ嫌だっ!
母ちゃん…お願い頑張って…死なないで」

「ハァ…ハァっ…大丈夫…
少し…ハァ…たおれた…っハァ…だけ…ハァ…だから」



すると母ちゃんは目を閉じ始めて
そのまま気を失ってしまったのだった

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Pentas(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます!((。´・ω・)。´_ _))ペコリ (2020年10月20日 18時) (レス) id: bf6a65dd8b (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 14話と91話になります。話を書くのは大変だと思いますが、頑張ってください。 (2020年10月20日 12時) (レス) id: d3ff98a991 (このIDを非表示/違反報告)
Pentas(プロフ) - 匿名さん» ちなみに…どこのページとかに書いていますでしょうか|*・ω・)チラッ?…←← (2020年10月19日 23時) (レス) id: bf6a65dd8b (このIDを非表示/違反報告)
Pentas(プロフ) - 匿名さん» 報告ありがとうございます!1度見直ししながら直していこうと思います!(*`・ω・)ゞ (2020年10月19日 23時) (レス) id: bf6a65dd8b (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - ところどころ入隊の部分が入部になっているのが気になりました。その他にも多々誤字があるのが目立ちます。 (2020年10月19日 23時) (レス) id: d3ff98a991 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Pentas 咲妃 | 作成日時:2020年8月29日 20時

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