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62話 ページ17

善逸side


俺と母ちゃんとは血の繋がりがない

そんなことはわかっていた…だけど
俺をここまで育ててくれたのは母ちゃんだった


みんなから好かれる母ちゃん

みんなから愛される母ちゃん

獪岳にも心を開かせることができた母ちゃん

強くて優しくて綺麗で…俺の自慢の母ちゃんだ


俺は壱ノ型しか使えない…

爺ちゃんに1つの技を極めろと言われた
…殴られたけどな


母ちゃんは家の用事もしながら
稽古にも励んでいたのも俺は知っている


だから、さっきの隊士を助けた時に使った
見たこともない型を見て俺は驚いた


そして母ちゃんに妬んでしまった


善逸「なんでよ!?
俺だって頑張っているんだよ!!
なのになんで母ちゃんだけわかるのさ!!
さっきみたいに見たことも無い型も作ってさ

なに!?俺に見せびらかせないわけ!?」


「そんなわけないでしょ!
あれは頑張って鍛錬してできた私の型なの!!
あの場で適切だったから使っただけよ!」


そんな事わかっているよ…
だけど俺は母ちゃんが羨ましくて仕方なかった

獪岳にも好かれ技を全て使える母ちゃんを…


善逸「はぁぁぁぁ!?そうですか!!
母ちゃんは俺よりも才能がありますもんね!!」

「だから善逸!貴方にも私よりも才能がッ」


いつもいつも
『善逸ならできる』『才能がある』等
本当は鬱陶しかった


本当の母ちゃんでもないくせに…
俺の何がわかるんだよ!!


そう思いながらつい口に出して
母ちゃんを怒鳴ってしまった


善逸「うるさいなぁ!!
”本当の母ちゃんでもない”くせに
そうやって言うのやめてくれない!?
いつもいつも腹が立つんだよ!!!…あ、…」


取り返しのつかないことに気づいた
俺は母ちゃんの方を見ると母ちゃんは…

今まで俺の傍でも見たことも無い表情をしていた


母ちゃんから苦しい音、悲しい音、辛い音、
何かが引きちぎられそうになる音


俺でも感じるような音が聞こえてきた


「………」


俺は言いすぎたことを謝ろうとしたいが
中々言葉が出なかった…


すると母ちゃんは俺に向けて涙を堪えながら言う


「そうだね…ごめんね…余計なお世話だったね…」


違うんだ母ちゃん、俺が…俺が…悪かっただから


「もう善逸に何も言わないよ…
ごめんね…”本当の母ちゃん”じゃなくて…」


そう言われて俺も泣きそうになり
母ちゃんは山の方に向かいながら歩いていく


「先に…行ってるね」


そう言われ母ちゃんは山の方へと姿を消した



善逸「なんで…こんなことに…」

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Pentas(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます!((。´・ω・)。´_ _))ペコリ (2020年10月20日 18時) (レス) id: bf6a65dd8b (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 14話と91話になります。話を書くのは大変だと思いますが、頑張ってください。 (2020年10月20日 12時) (レス) id: d3ff98a991 (このIDを非表示/違反報告)
Pentas(プロフ) - 匿名さん» ちなみに…どこのページとかに書いていますでしょうか|*・ω・)チラッ?…←← (2020年10月19日 23時) (レス) id: bf6a65dd8b (このIDを非表示/違反報告)
Pentas(プロフ) - 匿名さん» 報告ありがとうございます!1度見直ししながら直していこうと思います!(*`・ω・)ゞ (2020年10月19日 23時) (レス) id: bf6a65dd8b (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - ところどころ入隊の部分が入部になっているのが気になりました。その他にも多々誤字があるのが目立ちます。 (2020年10月19日 23時) (レス) id: d3ff98a991 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Pentas 咲妃 | 作成日時:2020年8月29日 20時

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