自由な正義をⅡ【ONEPIECE】 (ページ35)

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サンジはバナナワ二の腹を蹴り上げ、胃の中に入っていた瓦礫を吐き出させた。

肺に溜まった煙を吐き出し、咥えていたタバコをこちらに向ける。

ｻﾝｼﾞ「オッス待ったか！？」

「「プリンス～～！！」」

『サンジ…！』

ｿﾞﾛ「バカやってねェでさっさと鍵を探せ！！」

ﾅﾐ「よかった…！」

サンジが現れたことで心の余裕ができ、みんな安堵の声を零した。

ｻﾝｼﾞ「ナミさーん♡あれAちゃんもいるじゃないかー♡ホ…♡ホレた？」

せっかくかっこよかったのに今ので台無しだ。

そんなサンジにナミは呆れ、軽くあしらいながら早く檻を開けて、と言った。

ｻﾝｼﾞ「ア～～イ！」

ウキウキしながら水をバシャバシャしながら踊るサンジ。

ｿﾞﾛ「果てしなきバカだなあいつは」

ﾙﾌｨ「ビビ～～っ！！よくやったぞ！！」

サンジを連れて来たビビに向けてルフィが親指をたてた。

ﾋﾞﾋﾞ「うんっ」

ビビも親指をたてた。

それでも部屋に次々とバナナワニが入ってくる。

ｻﾝｼﾞ「っか～～！出て来やがた次々と…！」

ﾙﾌｨ「行けーっ！サンジ全部ブッ飛ばしてくれェ！！」

ｻﾝｼﾞ「何本でも房になってかかってこいよクソバナナ。レディーに手を出す様な行儀の悪ィ奴らには片っ端からテーブルマナーをたたきこんでやる…！」

片足を水から上げ全てを倒す勢いのサンジ。

一匹一匹倒していたら時間がなくなりゲームオーバーだ。

『サンジ。時間がない。今３番目に入ってきた奴を倒せ』

ﾙﾌｨ「え？なんだ！？Aわかるのか？」

ｽﾓｰｶｰ「てめェらの耳は飾りか？…今の声、カギ食ったヤツと唸り声が同じだろ」

『そういう事だ。サンジ、頼む』

それを聞いたサンジがすぐに今言ったワニの腹を蹴り上げた。

そのワニの腹から出てきたのは白い塊で少しも鍵っぽくなかった。

ｳｿｯﾌﾟ「なんだありゃあ！」

？「"ドルドルボール"…解除…！」

白い塊に亀裂が入り、卵のように割れた。

その中から髪の毛が"３"の形をした男がでてくる。

３「み…水！！水だガネ！奇跡だガネ！」

「「「なにーーっ！！」」」

ｿﾞﾛ「…おいあいつ…！」

ﾙﾌｨ「"３"だ"３"！」

ﾋﾞﾋﾞ「Mr.３…！なんでワニのお腹の中から…！？」

ビビ達はその３のことを知っているらしい。

私とスモーカーはだれかわからず状況が飲み込めていない。