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『はい、こち___』


タシギ〈あ!Aさん!!今どこにいるんですか!?〉





小電伝虫をとると私の言葉はたしぎの大声で遮られた。





『あ、たしぎちゃん。今は…ァ…』





なんて言おうか…。ルフィの船の上とは言えないし…




『んー…ちょっと…な。安全なとこだから心配しないで』




タシギ〈そうじゃなっ!あっ、スモーカーさん〉





スモーカー〈お前の安否確認してんじゃねェんだよバカ中将〉




『一言余計だ煙野郎。安否確認もしやがれ』





バカと言われついいつもの癖で反論してしまう。





スモーカー〈いいから答えろ。どこにいるんだ〉




『だから心配いらないって言ってんだろ。あんたらはこれからどこ行くんだよ。私そこで合流するから』




スモーカー〈チッ、おれ達がこれから向かうのはレインベースだ。必_〉


『レインベースだな。わかった。んじゃ』





スモーカー〈おい待てA、話はまだおわ_〉


ガチャ




スモーカーはまだ何かを言おうとしていたが小言を聞くのは嫌いだ。




ため息をついてみんなのもとへ戻る。





ルフィ「今のって煙野郎か?」



『あァ、スモーカーさんな』




置いてきたジョッキの中身を煽る。




ウソップ「スモーカーって大佐だろ…?そいつに煙野郎とかガチャ切りとかできるお前ってもしかしてすげェ偉い奴なのか…?」





ナミ「…あんたもしかして中将!?」



さっき追ってきてた奴が言っていたことを思い出し、ナミが詰め寄ってきた。




『言ってなかったか』



「聞いてないわよ!」とナミにどやされてしまった。




チョッパー「中将って強いのか?」




ナミ「強くなきゃ中将になんてなれないわ」




チョッパー「そうなのか!?」




キラキラした目で私を見つめるチョッパー。


可愛くてつい頭を撫でてしまった。





ナミ「Aはあたし達を捕まえに来たわけじゃないのよね?」




『ああ、お前らがルフィの仲間でいるかぎり私はお前らの味方だ』





ナミ「ほんと!?中将が味方とか力強いったらありゃしないわ!」




ウソップ「ありがてェけどよォ、海軍としてどうなんだよそれは」





確かに海賊と仲良くする海兵なんて私の他にはいないだろう。








『私はただ冒険をして、バカみたいに騒ぐ連中が好きなんだよ』






私はジョッキを揺らして、中で動く液体を眺めながら語った。

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作者名:あおい | 作成日時:2021年9月9日 0時

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