自由な正義を【ONE PIECE】 (ページ21)

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２人と話していれば、私達を見ている声が３つ。

近くの物陰からこちらを覗いているようだった。

声の方に顔を向けると鼻の長い男と目が合った。

すぐ物陰に隠れてしまったが。

不思議に思いその方をじっと見つめる。

ﾀｼｷﾞ「どうしました？」

『…なんでもない』

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少し話してまた私達は麦わらの情報を集めることにした。

こういうのは人が集まる場所。飯屋なんかで話を聞くのが１番だ。

ルフィの事だし上陸したら真っ先に飯屋に駆け込んでくるだろう。

運が良かったら会えるかもしれない。そんな期待を持ちながら飯屋のドアを押した。

｢いらっしゃい！好きな席座ってくれ！｣

陽気な店主だ。

カウンターに座ろうと目を向ければ、そこには大量に飯を食べているよく知った背中があった。

背中には白ひげ海賊団のマーク。頭にはテンガロンハット。

私の大好きな人だ。

その背中に声をかけようとした瞬間、大きな音をたてて、食べていたチャーハンに倒れ込んでしまった。

「お、おい大丈夫かあんた…」

その音で店内はざわめきだした。

食べながら寝てしまうのは昔から変わらないな。

苦笑しながらそいつに近づいた。

『おっさん悪いな。こいつ私の兄貴で、いつもこうなんだ』

「心配しないでくれ」と言うと店の外まで集まっていた人だかりが徐々になくなっていった。

「本当に大丈夫なのか嬢ちゃん」

『大丈夫だ。ほら起きろ』

『エース』

＊