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『んー…』
綺麗に整備されている校舎に沿って備え付けられたベンチで包みを開ける
半分以上残るお弁当の中身を見つめて頭を悩ませる
春の日にしては少し暑く腐っていないか不安になる
「何しとん、俺の部活の姿でも見に来た？」
『侑士か…
違う、お昼ご飯残したから食べたかったけどいらないなってなって悩んでる』
侑士「残っとるん珍しい思たらそういう事か」
『うん、最近食欲なくて』
侑士「ふーん、無理に食べんでええんちゃう？」
『ん…ありがとう、今日は無理しないでやめとく』
侑士「おん、じゃあ、俺部活行くわ」
『頑張って』
侑士「おおきに」
部活に向かう後ろ姿を見送る
『はぁ…』
いつ言えるんだろ
いつになったら侑士に好きだと伝えれるのか
いつになればキミの隣に並べるんだろ
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作者名：由紀乃 | 作成日時：2020年4月12日 16時
