ランチプレート ページ22
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運ばれてきたランチプレートは、メインがハンバーグで、赤、黄、緑が色鮮やかなサラダが添えられていて、コンソメスープもついていた。
「すごい！おいしそう！」
「うまいよーーって俺が作ったんじゃないけど！
ってごめん！ちょっと食べてて！」
ん？っとハンバーグから相葉さんに視線を上げると、「ごめんねっ」て片手で謝りながら立ち上がって店員さんに声を掛けに行った。
相葉くんの背中に隠れて見えないけど、たぶん店長さんなんだと思う。
私と同い年で店長なんて、すごく優秀なんだろうなーーと思いながら、ハンバーグをパクりと口に入れた。
「ごめんごめん！
ニノがいたからチョコケーキの確認してきた。
ちゃんと取ってくれてるって」
「ほんと！うれしい！」
「ニノが持ってきてくれるみたいだから、その時に紹介するね？」
相葉くんが目を細めて、ふふっと笑う。
他愛もない話をしながらいつの間にか相葉くんは先に食べ終わっていて、急いで食べなきゃっと焦ったら、
それに気付いたのかまた優しく笑われた。
「お待たせしましたーー。
どうも。店長の二宮です」
「あははっ！どーもどーも店長さん！」
その声に、スープを飲んでいたスプーンを持つ手が止まる。
顔があげれない。
「これさ、売り切れってことになってるから、持って帰ってよ。
相葉さんちで一緒に食べな？」
「はっ？！何言ってんの！家とかダメでしょ！」
相葉くんが驚いた声を上げた。
「なんでよ。俺に毎日うだうだと相談してくるくせに。
お前はね、強引さが足りないんだよ。
優しいだけじゃダメだっていつも言ってんでしょーが」
「おい！お前ってなんだよ！
Aごめんね？こいつデリカシーなくて」
相葉くんが俯いたまま固まっている私の顔を覗きこむように前かがみで近付く。
「A？どうかした？」
相葉くんが心配そうに私の肩に触れて、固まっていた身体がビクッと震えた。
「A？こいつが店長の二宮和也。
えっとね、こちらが松岡Aさんです」
相葉くんが丁寧に紹介してくれて、恐る恐る視線を上げる。
持っていたスプーンを置く手が小刻みに震えている。
「あ…………」
目が合った彼は、私と同じように驚愕した顔をしていて微動だにしなかった。
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510kana(プロフ) - さよさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(；Д；)こちら、福岡にあるショッピングモールをモデルにしてます(笑)更新遅くて申し訳ないです｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年4月19日 8時) (
レス) id: 776df1ae64 (このIDを非表示/違反報告)
510kana(プロフ) - さとちさん» 相葉くんほんといつも片思いの役ばっかりでごめんなさい｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2018年4月19日 8時) (レス) id: 776df1ae64 (このIDを非表示/違反報告)
さよ(プロフ) - いつも心臓を鷲掴みにされ、510kana様が描くお話に夢中なっています。私の生きがいで楽しみです。この碧空ブリーズに出てくるモールが 私が知ってる所にそっくりで^ ^ もしかして…とどきどきしてます（笑） (2018年4月3日 23時) (レス) id: 741ec03a5a (このIDを非表示/違反報告)
さとち(プロフ) - 相葉さーーーん(´；＿；｀) (2018年4月2日 8時) (レス) id: d1a92f5b5f (このIDを非表示/違反報告)
510kana(プロフ) - ともさん» お互い同じ人のことを好きで相談しあってたって切ないですよね(´pωq`)愛され主人公しか書きたくないので(笑)これからも好かれます！！(笑) (2018年4月2日 6時) (レス) id: b12cca8c48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：510kana
| 作成日時：2017年12月29日 8時
