最近治安が悪いお客様が多いんだが？

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「失礼します。お色見させていただきますね。」


三途「……ｯﾁ。」


はい、すると思いましたー。
絶対舌打ちでお返事くれると思ったので驚きませんでしたー。←もう黙っとけ。


チェックしてみると色の入りも良さそうだ。
あとはシャンプー台でもう少し揉みこんで馴染ませたら大丈夫だと思う！


「ではあとはシャンプー台で馴染ませるのでシャンプー台にご移動お願いします。」


スクラップさんをまたまたシャンプー台に誘導し馴染ませてシャンプーをしていく。

あ、せっかくだしココ氏に使ったトリートメントまだあるしスクラップさんにもつけよう！
スクラップさんも襟足の長い部分がダメージしやすそうだし！

「トリートメントもお付けしておきますので。」

三途「……。」

一応一声かけた方がいいかなと思って言ってみたけど返事がない。

またシカトかぁ？、、、と思ったが


三途「……ｽｩｰ…ｽｩｰ…………」



……？？？……

寝てらっしゃる……？


寝息が聞こえる。
これ寝てんな…


勝ったっ…………！！！！！


シャンプー中にお客様が寝てしまうことはよくある。毎度この瞬間私は勝利を感じるのだ。
寝せてやったぞ…！！！ と←



寝てるスクラップさんに勝手にトリートメントを付けて流す。


「失礼します、お疲れ様でした〜
お体起こしますね〜」


と声をかけてシャンプー台を起こすと

一瞬「…ふぁっ？！」となったがすぐに寝てませんけど？？みたいな顔をするスクラップさん。

素直に ねみぃ〜 くらいの顔しても誰もなんとも思わんよ。

この人もお疲れなのかもしれない。
スクラップのしすぎで←



そして席に戻って乾かしていく。
おっ、毛先までいい感じにつながって染まっている♪


濡れてる状態と乾いてる状態で色味がかわってくるのでムラがあった所の仕上がりが気になってる様子のスクラップさん。


「仕上がりはどうでしょうか？」


一応何を言われるかドキドキする。
頼む！！スクラップだけは回避っ……！！！



三途「良いじゃねぇかぁ …命拾いしたなァ！！」

それは良かった！！！ …の前に
いや、言い方よ←

まぁ、、確かに命拾いか(笑)


三途「お前、名前。なんだ？」


はい？？
最初に言いましたがな！！


「AAですが、、」


三途「Aかァ。わかった、次からお前が切るのも染めるのもやれ。」

わかったなァ？

と言うスクラップさん。


…………………………はい？？？？？なんて？？






え、やだ。

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