私、視えるようになりました。 (ページ25)

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「え！？Aちゃんとふっかさんは？」

「康二がトイレ行ってる間に買い出しに行ったよ。」

「照兄それは言ってやぁ！」

「いや、だから康二トイレ行ってたんじゃん。」

「あ……そうやん。俺何言ってんねやろ…それにしても、なんでこんなにトイレ行くタイミング悪いんやろな。俺。」

「辰哉くん、わざわざありがとうございます。」

「ん〜？気にしないで。俺が来たくて来てるからね。」

やっぱり辰哉くんは気遣いの人だ。

他の5人もそれぞれの気遣いがあって一緒にいて心地いいけど、その中でも辰哉くんは抜群の安心感がある。

「そういえば、辰哉くんたち、なんで今日呼び出されてたんですか？あの、放送がかかった時の……」

「あーそれね。うーん、じゃあそれは帰ってから話そうかな。」

「やっぱもう春って言っても、夜はそれなりに冷えるね〜」

「そうですね…気温なんて暖かいくらいが丁度いいんですけどね。」

「ね、春とか秋って体感すぐに終わっちゃうよなー俺、夏は暑くて苦手だから春とかあんまり終わってほしくないんだけど。」

「あーそれ分かります。冬は着込めるけど、夏は限界がありますもんね。」

「そー！あのジメジメした感じも嫌だよね。でも、春は花粉が……」

辰哉くんと夏についてあーだこーだ言ってたら、コンビニに着いた。

たしか、リクエストは……