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ん…？
ここはどこだ？
少しの頭痛と共に目が覚める。
確か、、、
そうだ、私は人間ではない何かに襲われて…！
「ふは、難しい顔してんね。おはよ。」
「え。誰…ですか？」
「あれ〜忘れられちゃった？」
ん？
「あ！さっき、助けて頂いた……」
「そ〜助けた人でーす。」
うわ、覚えてなきゃまずいやつじゃん……
「すみません、助けて頂いたのに…」
「あー全然。あの時は相当きつかっただろうしね。」
「あ、ふっか。その子起きたの？」
「うん、普通に会話できるよ。」
えーっと、もう1人？
もしかしてこの方にも助けて頂いたとか…？
それだったらまたまずい。
「あら、また難しい顔してんね。大丈夫よ。こいつ、照っていうの。」
「照さん……」
「うん、体調は大丈夫かな？俺はその場にはいなかったんだけど大変だったみたいだから。」
「あ、そうなんですね…体調はだいぶ良くなりました。お2人とも本当にありがとうございました。」
思い出した。私は買い出しに行っていたのだ。
つまり、早く帰らなければまずい。
いや？待てよ。まずまず買ったものなんてもうなくなってしまったのでは？
だって状況が状況だ。
また買い出し？
「君、難しい顔すること多いのね。どうしたの？」
「あ、あの私さっき買い出しの途中で、早く帰らなきゃなと思いまして……」
「あーそれね。それだったら照が冷蔵庫とかで保存してくれてるよ。」
「ごめん、勝手にやっちゃった。」
「いえ、全然！むしろありがとうございます。」
なんていい人達なんだ…！
「ふふ、どういたしまして。」
見た目とのギャップが凄いぞこの人。
え、てか待って。
一から考えてみよう。
この状況おかしくないか？ここはきっとこのお2人のどちらかの家で、私は目の前にいる人に助けられて、ここにいる。で、照さんに買い物したものを保存してもらい…
ん？助けられて？
というか、まず襲ってきたアレは何なの？
この2人は……
「あ〜また難しい顔。それ癖でしょ〜？」
「え？あ、いやすみません…」
「いや、全然いいのよ？でも、今君が考えてたであろうことについては今から説明するから、聞いてくれる？」
「はい……」
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作者名：mariri | 作成日時：2023年3月18日 18時
