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一石四十鳥 ページ41

銀「いやっ、ドン引かねぇの?」

「何言ってんの。心スッキリしすぎてるよ。
ミンティア20粒一気に食べた感じ。スースーする。」

銀「分かりにくい例え使ってんじゃねぇ。」



そう言って笑ってる。

しばらくかぶき町じゃ生きていけない、か。

私から彼奴を遠ざけるためにしてくれたのかな。



「銀さんって敵に回したらヤバいね。」

銀「ようやく分かったか。敵になって欲しくなけりゃ毎日パフェ奢るこった。」

「調子乗んなっ。」



肘で銀さんの二の腕をつついて笑う。

しょうもない冗談を言い合える日常が幸せだ。


スーパーに寄って、食料品やら日用品やらを買い込んだ後の帰り道、母から連絡が入る。


『彼氏さんと3人でご飯行きたいんだけど。空いてないの〜?』とのこと。


銀さんが居る時に、タイミングが良い。



「ねぇ銀さん。母さんが銀さんと3人でご飯行きたいらしいんだけど、いつ都合いい?」

銀「いつでもいいぜ。何なら明日でも。」

「私も明日なら都合いい。聞いとくね。」

銀「おう。」

「ていうか…。重いでしょ。」



そう。銀さんは両手いっぱいに買い物袋全て持ってくれている。

付き合わせておいて私は手ぶらだなんて申し訳無い。



銀「別に。これくらい重かねぇよ。」

「1つ頂戴。」



そう言って手を伸ばすけど、



銀「や〜なこった。」



なんておちゃらけてる。



銀「そんな細ぇ腕で持てねぇだろ。」



雇い主様は黙って俺の事こき使え。なんて言ってずんずんと歩いて行く銀さんの背中を追った。



「ありがとうね。」

銀「おう。」



この人はぶっきらぼうで無愛想で口も悪いのに底抜けに優しさを感じる。本当に不思議な人だ。

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氏兎(プロフ) - まゆゆんさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです(TT)頑張りますー!! (2022年9月24日 1時) (レス) id: 6006d7194f (このIDを非表示/違反報告)
氏兎(プロフ) - さちさん» コメントありがとうございます!!嬉しいです!!頑張ります(^-^) (2022年9月24日 1時) (レス) @page32 id: 6006d7194f (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆん - このお話大好きです!!!!!!更新頑張ってください!応援しています🥰 (2022年9月20日 18時) (レス) @page31 id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
さち - 面白い!!更新頑張って下さいね!!!!!!! (2022年9月19日 20時) (レス) @page31 id: 0e3bc286c0 (このIDを非表示/違反報告)
氏兎(プロフ) - 夢子さん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けて嬉しいです!もっと楽しんで貰えるように更新頑張ります(^-^) (2022年9月10日 17時) (レス) id: 6006d7194f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氏兎 | 作成日時:2022年7月25日 0時

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