アシスタント３３ ページ35
意味深な言葉を置いて、出ていってしまった幻太郎さん。
しばらく私は放心して……。
ハッとした。
どうしよう。
電話ってどの会話？
昨日の天谷奴さんのやつ？
いやでもそれは傍から見たら、単純に仲の悪い人同士の会話にしか見えないはず。
なら、やっぱり……。
サァッと血の気が引く。
どこまで聞いたのかも分からない。
問いたださなきゃ。
でもどうやって？
___夕飯とかどうですか？
そ、そうだ……家。
家を、割り出さないと。
「ねぇA」
『！！』
そ、そうだったー！
ここには乱数さんもいたんだった。
どうしよう、何であの人あんな爆弾落としていったの？
訊かれたらなんて答えれば良いんだよ、分かんないよ！
『あ、あのですね、乱数さん……私』
「仕事、再開しよっか」
『……へ……あ、はい』
……訊かない？
何も？
唖然と乱数さんを見つめるも、乱数さんは立ち上がって作業机に向かってしまう。
興味が無いのかなんなのか。
乱数さんは私に何かを聞くつもりはないらしい。
それに安堵すると同時に。
ほんの少しだけ……寂しくなった。
『あの、乱数さん』
「ん？なぁに」
『少し、外してもいいですか』
……訊かれないことは良いことじゃんね。
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黒羽ひみと(プロフ) - アスカさん» 本当ですね汗。教えていただきありがとうございます！直しておきます。 (2019年10月5日 14時) (
レス) id: 451dd01b35 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - すみません。27話から一気に30話になってますよ。 (2019年10月5日 0時) (レス) id: 1b47d3033b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒羽ひみと | 作成日時：2019年8月16日 9時
