アシスタント１９ ページ21
カラン、と氷がコップにぶつかった。
二郎くんが恐る恐るといった表情で、こちらを見る。
「なぁA。お前……なんか疲れてねぇか？」
『え？』
「いや、気のせいなら良いんだけどよ。前はそんなんじゃ無かっただろ。……ずっと大丈夫だっつってたけど、やっぱあの北条とか言う女に」
……っ！！
机を強く叩いて立ち上がる。
衝動でコップから水が溢れ落ちた。
「あっ……」
「っ……おい二郎、突然何言い出すんだよ……！中王区から出てきてるなんて、絶対訳アリに決まってるだろ！」
「いや、だから……何があったのか話を聞こうって」
「いくら何でもタイミングがあるだろ！」
「おい、やめだやめ！喧嘩すんなお前ら。A、気分を害したみたいで悪かったな……。コイツらはずっとお前のこと心配してたんだよ」
…………。
……うん、分かってる。
『ごめん。私、帰るよ。明日も、仕事だから……』
「そうか。よし、分かった」
一郎くんはそう言うと、紙を取り出して何かを書き出した。
そうして、私の腕を取り握らせる。
「萬屋ヤマダ。アンタは特別に二十四時間営業だ。何か困ったことがあったら頼ってくれ」
にっと笑う表情は歳相応で、以前みたいな怖さはなかった。
私を含め、何もかもが変わっている。
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黒羽ひみと(プロフ) - アスカさん» 本当ですね汗。教えていただきありがとうございます！直しておきます。 (2019年10月5日 14時) (
レス) id: 451dd01b35 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - すみません。27話から一気に30話になってますよ。 (2019年10月5日 0時) (レス) id: 1b47d3033b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒羽ひみと | 作成日時：2019年8月16日 9時
