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紅「なるほどのぅ
全く、あの娘も罪作りな女じゃ」


そう云い、紅葉は茶を飲んだ


美「?」


紅「守るのならば、側にいなければならぬ
それに、あの子は曲がりなりにも幹部補佐じゃ
幹部補佐の直属の部下に教養無くしては、あの子の顔も立たぬじゃろうて。先ずは、その言葉遣いから直さねばのぅ」


美「と、云うと?」


紅「妾の名は尾崎紅葉。好きに呼ぶといい
美琴、これからよろしくのぅ。

じゃが、お主の大好きなAとは似ても似つかぬほど優しくないぞ?
覚悟しておけ」


そう云い、紅葉は微笑んだ
美琴は'大好き'という言葉に若干顔を赤くしつつも


美「よろしくお願いします、姐さん」


と云った


紅「そうじゃ、蓮、玲、こっちにおいで」


紅葉が呼ぶと、蓮と呼ばれた少年と、玲と呼ばれた少女が出てきた


紅「Aが妾の元に預けて行った子らじゃ
ほら、挨拶せぃ」



蓮「それは、あの人の命令?
あの人からの命令じゃないなら聞かない」


玲「...」



蓮と呼ばれた少年は淡々と話し、玲と呼ばれた少女は黙っている


紅「Aからの命令ではないが、Aが連れてきた子じゃ。仲良くせぬと、いずれ愛想を尽かされて捨てられるぞ」


紅葉がそう吐き捨てると、蓮は顔を顰める


蓮「それは困る」



蓮「俺は嶺咲蓮」


玲「嶺咲玲」


蓮「あの人の1番は俺たちだから」


玲「...」


そう云うと、2人はそそくさとその場から去って行った


紅「はぁ、全く扱いにくい奴らじゃ
Aの頼みでもなければ即刻追い出しておる
まぁ、仲良くしてやってくれ」


美「は、はぁ」


呆気に取られて声も出なかった美琴は思った



こりゃ無理だな、、、と。



















既に分厚い壁にぶち当たった美琴であった

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紫乃(プロフ) - ぴょんぴょんさん有難うございます!これからもよろしくお願いします! (2022年11月24日 19時) (レス) id: 6ec89759a7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんぴょん - すばらしです。夢主の性格がタイプだしだざさんの口調も解釈一致すぎます。最高 (2022年11月24日 19時) (レス) @page6 id: 7c1e9fc614 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫乃 | 作成日時:2022年11月22日 22時

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