14.新しい仲間 ページ32
太宰side
まさか初っ端から自分でやると云い出すとは思わなかった
Aは人の心を開かせるのが上手い
拷 問をされる側の人間には2種類いる
1つは恐怖に任せて自白する者
もう1つは話すことも億劫になっている者
後者には何を聞いてもなかなか口を割らない
そんな時、Aに暫く頼む
数分経って拷 問を再開しようとする頃には直ぐに口を開くようになっている
何をしたか後に問えば、彼女は何でもないふうに'お話ししてただけだよ？'と云う
口を割った者は用済みになり、殺 そうとするが毎回Aに止められ、結局は彼女の直属の部下になることが多い
彼女の直属の部下たちは手に負えない者が多い
Aの云うことしか聞かないのだ
今回のあの子も、きっとAの部下になるだろう
さて、30分という短い時間でどれほど出来たかな？
拷 問部屋の扉を開けると____
美「おい！もう、良い加減離れろ！頭撫でるな！！」
A「顔真っ赤だよぉ〜！可愛いねぇ〜美琴ぉ〜！！」
美「ぅ、、、か、可愛くない！！」
うん、カオスだね
太「A」
名前を呼ぶと美琴と呼ばれる少女に抱きついていたAがこちらを見た
A「太宰幹部！！あのね、あのね！」
あぁ、何を云うか想像できる、、、
A「この子、今日から私の部下にする！」
美「やっぱり嫌だ！！アンタみたいなデレッデレの人と一緒に居るとかっ」
A「'慣れないことで心臓持たない！'とか？」
美「っ〜！！もう、死 ね！！！」
暴言を吐かれているのにAは'あはは'と笑っている
この子実はMだったりすr、、、
いや、考えるのはやめよう
太「まぁ、いいけど。
あんな啖呵を切ってたけど情報は聞き出せたの？」
A「はい！大体は！」
大体って、、、、はぁ
太「それと、どうして拘束具を外しちゃってるわけ？」
A「彼女には必要ないと思いまして」
太「何を根拠に？」
そう聞くと、彼女はニコリと笑った
A「勘です」
、、、、
はぁぁぁぁ、呆れた
幾ら何でも危な過ぎる
注意しようと思ったら
A「幹部見て！美琴、幹部と包帯の位置お揃い〜」
そう云って'美琴ちゃん'に抱きついた
美「やぁめぇろぉぉぉ！！！！」
、、、
はぁ、なんかもういいか
それにしても
'Aにまた、新しい部下ができる'
この事実を認識した途端、僅かに感じた得体の知れない胸の痛みに、再三ため息を吐いた
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紫乃(プロフ) - ぴょんぴょんさん有難うございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年11月24日 19時) (
レス) id: 6ec89759a7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんぴょん - すばらしです。夢主の性格がタイプだしだざさんの口調も解釈一致すぎます。最高 (2022年11月24日 19時) (レス) @page6 id: 7c1e9fc614 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫乃 | 作成日時：2022年11月22日 22時
