最年少幹部と番犬【文スト】

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何かおかしな事を云っただろうか
毎回皆んなこんな反応をする

まあ取り敢えず


A「君、なかなか情報吐かないらしいね？
どうやら頑張ってるみたいだ。組織のために
そんなにあの組織が大事だった？」


そう云うと、少女がピクリと動く
そして小さな声で呟く


？「そんなわけないだろ
誰があんなところ、、、」


A「ふぅ〜ん？何か事情がありそうだね？
まぁそれは後でで良いとして、手当しよう！
それと、もう君には'これ'は必要ないね」


そう云って私は彼女を拘束している鎖に触れ、凍らせてから粉々に砕いた
私が凍らせたものは簡単に崩れる


？「は！？な、なんで、、」


A「だってそのままだと痛いでしょ？
殴られた跡とか、切り傷とか、、、酷い傷ばかりだよ？
それに、君は今、自分の立場を理解してる
だから、今更抵抗なんてしないでしょ？」


そう云って、私は何処からとも無く救急箱を取り出した
そして、手当をする

すると、虚な瞳をした少女が徐に口を開いた


？「何の真似？僕を手当する事で何か利益でもあるの？何を考えてる」


A「別に？何も考えてないよ？利益もない。でも、この状態の君を放置しながら話したら、見ているこっちが痛くなる」


それにしても、と言葉を繋げる


A「人を鎖で繋ぐなんて、酷い事を考えるね」


？「っ！」


彼女の両足首についた痣を見ながらいうと、咄嗟に隠そうとしていた
見られるのは嫌だろうと思い、足首に包帯を巻きつけておいた


A「大丈夫。怖いことも、痛いことも、何もしないから
今までよく頑張ってきたね。偉いよ？」

応急処置をしながら彼女に話しかける


まず、初めにやる'コト'

それは、'心を開かせること'
そして、'本音を引き出すこと'

さっきの'さっさと殺 せ'という言葉は、本心を隠すための嘘だ
太宰幹部も気づいているだろう
心にしっかりと寄り添って、その傷を癒せる言葉を探す


頭と目の上らへんにも傷があったため包帯を巻いた


、、、なんか太宰幹部とお揃いみたい


ふふっ、と笑うと、意味が分からない、と首を傾げられた

なんだ、存外子供らしいじゃないか

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