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1.任務完了 ページ3

Aside

あのおじさん、最後まで煩かったなぁ〜
あんなに取り乱すくらいなら変な条件出さなきゃよかったのに



太「A、お疲れ様」


色々考えていると太宰幹部が労ってくれた
まずい、笑みが溢れてしまう


太「なぁにニヤニヤしてるの
 顔に返り血付いてるから早く拭いて
 汚いから」


拭いてと云いつつ結局は拭いてくれる
お決まりの展開だ


言葉と行動が一致していない
この人にとっては珍しい現象で、私しか知らないこと


何だか嬉しくなる





あ、そうだ、此れを云わなくちゃいけないんだ


A「幹部、やはりこのような取引の際は私を側に置いてください
今回は流石に危なかったです」


ヒヤヒヤするからやめてほしい
そう思ったら眉間に皺が寄っていたのか、人差し指でぐりぐりされた


太「でも、こうして無事だったろう?私も君も。
それに、危なくなんてなかったよ
Aがちゃんと'これ'で話の流れを把握して、ベストタイミングで飛んできたじゃ無いか」


'これ'、と、私の耳に付いているイヤホンをトントンと軽く叩いた
そして太宰幹部はポケットから盗聴器を取り出した
私は幹部が持っていた盗聴器から音を拾って話の流れを追っていたのだ









、、、、、勿論これは同意の盗聴である



A「、、、、でも、もし間に合わなかったらどうするつもりだったんですか?」


少し不安になった


太「間に合わないなんて事はないさ
何と云ったって、Aは私の優秀な部下なのだから」


頭を撫でられながら云われた褒め言葉
いつもこうやって丸め込まれてしまう


A「、、、、、はい」



そんなやりとりをしていると黒服たちが集まってきた


いつの間に連絡したんだろう?




太「それじゃあ、後始末は宜しく
行くよ、A」


A「はい!」


私は返事をして幹部の後に続く


黒服「太宰幹部、瀬良幹部補佐、ご苦労様でした」


A「ありがとうございます!」


ありゃ、太宰幹部そのままスルーして行っちゃった
追いかけねば!

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紫乃(プロフ) - ぴょんぴょんさん有難うございます!これからもよろしくお願いします! (2022年11月24日 19時) (レス) id: 6ec89759a7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんぴょん - すばらしです。夢主の性格がタイプだしだざさんの口調も解釈一致すぎます。最高 (2022年11月24日 19時) (レス) @page6 id: 7c1e9fc614 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫乃 | 作成日時:2022年11月22日 22時

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