逃げられない ページ24
※バッドエンド(？)です。苦手な方はUターンで
＊＊
久しぶりの青空に白い雲
久しぶりの外の空気にむせかえるような暑さ
その青さが。その暑さが
外に出ているのだと実感させられる
夏ってこんなに暑かったけ。蝉ってこんなに五月蝿かったけ
額から流れる汗を拭いながら重い足取りでどこかへと向かう
しばらく見ない間に随分と変わってしまった
携帯電話も置いてきたので地図アプリに頼る事はできない
でも、それでもここから離れなければならない
もうこんなチャンスは無いかもしれないのだ
早くどこかへ。兎に角ここから遠くへ＿＿＿＿＿
＊
しばらく歩くと駅に着いた
とりあえず電車に乗って…乗って、どこに行こうか。終点まで？その先は？
まぁその先は着いた後に考えるとしよう
んー色々線があるけど、どれに乗ればいいんだろう。1番遠くまで行ってくれるやつの方がいいよね
等と案内板をガン見しながらつっ立っていると突然横から話しかけられた
男｢君、どこに行きたいの？｣
貴方｢へ？｣
突然知らない人に話しかけられて思考が停止する
いや知らない人どころか彼以外と話した事なんて何年ぶりだろうか
男｢もしかして迷子？俺案内してあげようか？｣
貴方｢え、ぁ、ぃや、その｣
男｢俺ここら辺詳しいんだ〜ね、君名前は？｣
まともに会話できない私に慣れた雰囲気で話しかけるちょっと女慣れしてそうな男の人にいつの間にか随分と距離を縮められていた
男｢それにしても可愛いね〜ねぇ、彼氏とかいるの？てかめっちゃ声掛けられるでしょ｣
貴方｢ぇ？ぁ、そんな、ことは、｣
男｢行きたい所特にないなら俺のオススメの場所連れてってあげるよ｣
スっとさりげなく手を繋がれる
ぞわっ鳥肌が一気にたつのが分かった
怖い。気持ち悪い
でもどうしたらいいのか分からない
男｢迷子になっちゃったら大変でしょ。手繋いであげるよ｣
ニコリと微笑んでぎゅっ、と握ってくる男の人
私は拒絶する事も握り返す事も出来ずただただ恐怖に負けされるがままだった
男｢もっとぎゅって握ってよ｣
貴方｢ぁ、あの、離してくだ＿＿｣
何とか勇気振り絞って出た言葉は聞き慣れた、聞き慣れすぎてしまった彼の声に遮られた
シ｢人の彼女に何手ぇ出してんだよ、アンタ｣
＊＊＊
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ユキ(プロフ) - ☆最高☆ (2022年5月5日 10時) (
レス) @page34 id: aab5d4a87b (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - _:( _ ́ཫ`):_<尊死 (2022年3月7日 14時) (レス) @page32 id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - またリクエストするかもしれません！その時はよろしくお願いいたしますm(_ _)m更新頑張ってください！ネタに困ったらレスしてくださいね！ (2022年2月26日 0時) (レス) id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - リクエストに応えていただき本当にありがとうございます！またニヤニヤしながら見てました← (2022年2月26日 0時) (レス) @page30 id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 如月将美さん» はい！そうです！バッチリです！ (2022年2月22日 23時) (レス) id: 710a3a49b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月将美 | 作成日時：2021年10月11日 18時
