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悩み 2 ページ49

シ「………ども」
貴方「ん?なんて?」

シ「Aとの…子供、欲しいな………なんて」
貴方「」

今のは聞き間違いか?
子供?
……子供!?
私とシンタローの!?

固まる私
布団へ潜り込むシンタロー
おいおいそれはないでしょ
提案しといてそれはあまりにもヘタレすぎでしょ

貴方「あの…シンタロー?」
シ「わ、悪い!忘れてくれ!!」

いやいやいやそんな事を言われましても
忘れられる訳、ないじゃんか

貴方「私も、欲しいよ」
シ「………へ?」

いつも一緒に寝ているダブルベッドへ私も潜り込む
初めの方は恥ずかしくてなかなか顔を見られなかったが
最近はそうでも無い
…………今日は別問題だけど

貴方「シンタローと私の子供、欲しいな」
シ「っ………いいのかよ」

いいのかよ、って…シンタローが誘ったんじゃん
そんな優しい所が好きになったんだけれども

貴方「うん」
シ「…いいんだよ、な?」
貴方「だからいいってば!」

チラッと顔の半分を布団から覗かせ様子を伺っている
なんかちょっと可愛いかもって思ったのは内緒だ

そっと起き上がるとシンタローもぎこちなく起き上がる

貴方「あはは、顔真っ赤」
シ「うっせ。勝手に言ってろ」

きっとシンタローの事だから
私に嫌われたらどうしよう、とか
傷つけてしまうんじゃないか、とか
そんな事考えてたんだろうな

…我慢、させちゃってたのかな

貴方「シンタロー」
シ「んだよ」

ごめんね、気づいてあげられなくて
でも実は私も致したかった気持ちもあった
そんな事恥ずかしくて言えなかったけど

貴方「…好きだよ、大好き。愛してる」
シ「…っ…ホント、Aってずるいよな
オレも…愛してる」

そっと両手で包み込まれ
引き寄せられるように口付けを交わす
優しくて甘い。そんなとろけるようなキス

シ「…優しくするから」
貴方「…うん」

全然怖くない
って言ったら嘘になる
でもシンタローとならきっと…優しくて、甘くて
幸せな時間になるんだろう

シ「Aっ…」
貴方「シンタロー…」

もう一度求め合ったキスは
先程よりも激しくて甘い。そんなとろけてしまうキス

膝は股下へ時々焦らすように動かしてくる
手は器用にゆっくりと私のボタンを外していく

お互いの漏れる甘い声と吐息
加速する心臓と秒針を刻む音
時々軋むベッドの音



_____甘い夜はこれからです

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玖瑠実(プロフ) - 毎回シンタローが尊すぎてやばい(*ノωノ)更新お疲れ様です!勉強の息抜きに読もうって思ったら、勉強どころじゃ無くなりました(笑) (2021年6月26日 22時) (レス) id: 0b0a873f46 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月将美 | 作成日時:2021年4月30日 6時

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